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20歳以上の女性が対象

Spotify、ポッドキャストクリエーター育成プログラム「Sound Up」をスタート

公開日 2021/06/29 12:21 ファイルウェブ編集部・筑井真奈
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Spotifyは、次世代ポッドキャストクリエイターを育成するための支援プログラム「Sound Up」を国内で実施する。クリエイターがポッドキャスト番組を企画・制作・配信できるようなトレーニングやサポートを提供する。新型コロナウイルスの蔓延をうけ、プログラムはオンラインで提供される。

ポッドキャストクリエイターを支援する「Sound Up」プログラム

「Sound Up」はすでにアメリカやイギリス、ドイツなど7カ国で実施されており、コミュニティの中から参加者を募集し、番組作りのトレーニングを受けたのち、パイロット版を制作。優れた作品はSpotifyオリジナルや独占配信番組として世界中のリスナーに届けられる。すでに世界中で140人以上がこのプログラムを受講しているという。

「Sound Up」プログラムはすでにアメリカやイギリスなどでも展開されている

日本においては、本日6月29日より受講希望者を募集し、審査を通過した10名に、制作や編集に必要な機材を提供する。前期はライブ配信や実践課題といったバーチャルトレーニング、後期は実際に番組制作を行うものとなっている。

今回の応募条件は、20才以上の日本在住者の女性のみ(性自認が女性の場合も可)。女性のみとした理由について同社は、日本が「世界経済フォーラム」が発表するジェンダーギャップ指数において120位となっていることを受け、女性音声クリエイターが「自分らしく」生きるための価値観の発信のサポートをする、という考えからと説明している。なお、ポッドキャスト番組の制作経験は不要だ。

ただし、Spotifyは「Sound Up」プログラムを今年限りのものではなく、来年以降も計画しており、今後は男性が参加できるプログラムなども検討しているとのこと。

プログラムのファシリテーターとして、『味な副音声 - voice of food -』のパーソナリティを務める平野紗季子さんと、『歴史を面白く学ぶコテンラジオ』の樋口聖典さんが就任。相談役として受講生をバックアップしていくとする。

平野紗季子さん

樋口聖典さん

さらにSpotifyの国内展開として、スウェーデン、ニューヨーク、ロンドンに続く世界で4箇所目となる「Spotify Studio TOKYO」を新たに立ち上げるほか、国内音声プラットフォームとの連携強化、ポッドキャストの作成、配信、データ分析が行えるアプリ「Anchor by Spotify」の強化などを発表している。

Spotify Studio Tokyoを新たに開設

ポッドキャスト作成ツール「Anchor」も強化

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