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故大平透氏の収録音声を元に

「ハクション大魔王」の声を“デジタルボイス”で復元、ラジオの時報放送

公開日 2019/04/25 12:11 編集部:押野 由宇
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デジタルボイスパレットは、 タツノコプロおよびニッポン放送と連携して、ハクション大魔王の声をデジタルボイス用いて再現。この声を利用して「令和」の改元後のタイミングで特別な時報を放送することを発表した。

「ハクション大魔王」(c)タツノコプロ

放送50周年を迎えた昭和の人気アニメ『ハクション大魔王』。その人気キャラクターであるハクション大魔王の声を、故大平 透氏の過去の収録音声を元に、音声合成技術によりデジタルボイスとして復元。時刻を告げるオリジナル時報CMとして、期間限定で放送される。

大平 透氏

時報CMは、「3時をお知らせします」のような文言のあと、時報音が流れることで、正確な時刻を知らせるラジオならではのもの。今回は、日にちの切り替わりの午前0時を告げる時報が、ハクション大魔王の声で放送される。期間は、5月2日午前0時 、5月3日午前0時、5月4日午前0時、5月7日午前0時、5月8日午前0時の5日間。放送局はニッポン放送ラジオAM 1242・FM 93.0。

ハクション大魔王のデジタルボイスには、 東芝デジタルソリューションズの最新の音声合成技術が用いられた。

デジタルボイスパレットは、声優プロダクションの81プロデュースと電通が共同で設立した一般社団法人。今回の取り組みについて「昭和に人気を博した日本を代表するキャラクターが、令和の時代に蘇り、新しいエンタテインメントの可能性を示せる機会に恵まれたと考えています。今後も、音声合成技術の活用促進に向けた仕組みづくり、デジタルボイスに対する品質の保証や保護などを進めていくと同時に、声優の言語や物理的な限界を超えた新しい体験価値の創造を推進し、コンテンツ業界の発展に貢献していくことを目指します」とコメントしている。

放送日時:令和元年(2019年)
5月2日午前0時(5月1日午後11時59分から放送)
5月3日午前0時(5月2日午後11時59分から放送)
5月4日午前0時(5月3日午後11時59分から放送)
5月7日午前0時(5月6日午後11時59分から放送)
5月8日午前0時(5月7日午後11時59分から放送)

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