約3m前方に37インチ相当の画面を再現

パイオニア、目の前にナビ情報が浮かび上がる「AR HUD」ユニット搭載“サイバーナビ”

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ファイル・ウェブ編集部
2012年05月08日
パイオニアは“カロッツェリア”ブランドで展開するカーナビゲーションシステム“サイバーナビ”に、世界で初めてAR(拡張現実)情報を走行中の車のフロントガラスに映し出す「AR HUD(ヘッドアップ ディスプレイ)ユニット」を搭載した新製品を発売する。

ラインナップには1D+1Dメインユニットタイプの「AVIC-VH99」シリーズと、2Dメインユニットタイプの「AVIC-ZH99」シリーズ、「AVIC-ZH77」シリーズがあり、今回は全7種類の製品が5月下旬から順次発売される。価格はオープン。

7V型ワイドVGA 地デジテレビ/DVD/CD/Bluetooth/USB/SD/チューナー・5.1ch対応DSP AV一体型HDDナビ、ドライブ中の風景や車内音声を記録するための「クルーズスカウターユニット」、AR情報を表示するための「AR HUDユニット」のフルセットで構成される「AVIC-VH99HUD」が32万円前後、「AVIC-ZH99HUD」が30万円前後での販売が予想される。


AVIC-VH99HUD
今回発表のモデルに採用される「AR HUDユニット」は、昨年のCEATEC JAPANでパイオニアが初めてプロトタイプを発表し、話題を集めた技術がいよいよ商品化されたもの(関連ニュース)。車内のサンバイザーの設置場所にインストールして、ドライバーは裸眼でユニットのスクリーン部に映し出される交通情報やマップを確認できる。

ユニットの中央にはスクリーンが設けられており、レーザーをラスタースキャン方式により、画面の左上から右下に向けて水平方向にスキャンすることで、スクリーン上に映像を映し出す仕組みを採っている。同方式はブラウン管テレビの走査にも用いられている原理と同じだという。

「AR HUDユニット」の表示イメージ

スクリーン部には“コンバイナー”と呼ばれるハーフミラーが搭載されており、映像はコンバイナーに反射するかたちでドライバーの目に届く。また、半透明のコンバイナーを通して、車外の風景も同時に確認することが可能だ。これにより本機ならではの「AR情報の映像がドライブ風景に浮かび上がる」ような使用感を得ることができる。


AR HUDユニットの表示の仕組み
「AR HUDユニット」により、37インチ相当(90×90cm)の画面が約3m先に再現される視聴感が得られる。コンバイナーの凹面構造により、虚像が遠くに大きき見られる感覚を実現した。

なお、「AR HUDユニット」は7月下旬から単品販売も行われ、価格は税込で105,000円。クルーズスカウターユニットの単品販売は52,500円になる。

ナビゲーション利用時に「AR HUDビュー」機能を起動すると、「AR HUDユニット」上で各ドライブ情報が利用できる。「HUDドライバーモード」では、目的地までのルート情報や車間距離表示などを表示。交差点で停止すると、自動で表示が切り替わり、3つ先までの交差点名称や誘導方向などを表示する。

高速道路走行時には「HUDハイウェイモード」に切り替わり、走行距離やSA/PA情報、渋滞情報などが表示される。「HUDマップモード」では、自車位置周辺の地図や、案内矢印とレーン情報なども確認が可能だ。

また、7V型ディスプレイ上に、フロントガラス越しの映像に情報を重ねて表示する「ARスカウターモード」も合わせて利用できる。



AVIC-MP33
この“サイバーナビ”のほかに、パイオニアは“カロッツェリア”ブランドから16GBのフラッシュメモリーを内蔵したポータブルナビゲーション「AVIC-MP33」を5月下旬に発売する。価格はオープンだが、3万円前後での販売が予想される。


AVIC-MRZ03
AV一体型ナビゲーションシステム“楽ナビ Lite”にもベーシックモデル「AVIC-MRZ03」が5月下旬に追加される。価格はオープンだが、75,000円前後での販売が予想される。

【問い合わせ先】
パイオニア カスタマーサポートセンター
TEL/0120-944-111

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