2012年の事業方針を発表

サントリー、新「ザ・プレミアム・モルツ」を3月13日に発売

季刊analog編集部
2012年01月11日
サントリー酒類(株)は、2012年の酒類事業方針を東京商工会議所で発表した。

サントリーグループの酒類事業は、東日本大震災によって影響を受けたものの、生産・物流体制の迅速な復旧に取り組むとともに、主要ブランドのマーケティング活動の強化に加え、ノンアルコール飲料、マッコリ市場における需要の創造、ワインやリキュールカテゴリーにおける新たな飲用スタイルの提案などにより、前年を上回る好調な結果となったという。

方針発表会場におけるサントリー酒類(株)代表取締役社長の相場康則氏(中央)

2012年は、さらなる持続的成長と収益力の強化を図るため、「ザ・プレミアム・モルツ」「角瓶」「ほろよい」などの主要ブランドの活動強化に加え、引き続きノンアルコール飲料の拡充や、「ブランデースプリッツァー」をはじめとする飲用スタイルなど、新たな価値提案を行っていくという。

その中で注目されるのがビール事業。ビール類総市場(ビール・発泡酒・新ジャンル)は、対前年97%程度と推定される中、サントリー酒類(株)のビール事業は対前年106%となり、マーケティング活動を強力に推進した「ザ・プレミアム・モルツ」が1,499万ケース(対前年103%)、「金麦」が2,453万ケース(対前年117%)と好調に推移した。

またノンアルコールビールテイスト飲料売上げNo.1ブランド「オールフリー」は、当初販売計画を大幅に超える588万ケース(対前年293%)となり、ノンアルコールビールテイスト飲料の市場拡大に寄与した。


3月13日に発売となる新しい「ザ・プレミアム・モルツ」。高級感のあるデザインを踏襲しながら、ブランドロゴに紺色を採用し、品質感のある洗練されたパッケージに仕上げられている。また中央に「SUNTORY PILSNER BEER」の表記を加え、“世界最高峰のピルスナービールを造る”という醸造家の想いを表現している
プレミアムビール市場を牽引してきた「ザ・プレミアム・モルツ」に関しては、2011年に8年連続で過去最高販売数量を達成したが、今年は、“大切な人との日常の幸せな時間を共に過ごすビール”という魅力を強化し、素材・製法にいっそうこだわり、“華やかな香り”と“深いコクと旨み”を追求。3月13日から中味とパッケージをリニューアルし、新たな「ザ・プレミアム・モルツ」が登場することが発表された。

新「ザ・プレミアム・モルツ」のポイントは「華やかな香りの追求」「深いコクと旨みの追求」の二点だ。

「華やかな香りの追求」では独特な華やかな香りをいっそう強化するため、ホップの投入タイミングの最適化を図り、新たに独自のホップ選別方法を採用。より高品質で香り高い欧州産アロマホップを安定的に選定し、購買できる体制を強化した。


「深いコクと旨みの追求」では、ピルスナータイプのビールの故郷であるチェコおよび周辺国で産出される希少な伝統種「ダイヤモンド麦芽」を新たに加えることで、いっそう上質なコクと旨みを引き立たせたという。

好調が続いている「ザ・プレミアム・モルツ」をリニューアルするのはチャレンジングなことだ。だが新しい「ザ・プレミアム・モルツ」の華やかな香りは高次元の味に到達し、何杯飲んでも飲み飽きない味わいを実現していた。3月の新発売を期待して待っていてほしい。

また、発表を行ったサントリー酒類(株)代表取締役社長の相場康則氏は、ハイボール人気で盛り上りをみせているウイスキー事業については「ビール事業にはもちろん力を入れるが、今年はウイスキーに力を入れる年となる。若い人も含め、積極的にウイスキーを提案していきたい」と発言した。

昨年は1本100万円のシングルモルトウイスキー「山崎50年」を発売し、発表翌日に150本が完売となり大きな話題を呼んだが、今年の中盤には、世界的に評価を得ているシングルモルトウイスキー「山崎」「白州」に通年発売の新しい商品を投入する予定という。「山崎」ブランドは実に14年ぶり、「白州」ブランドは4年ぶりの新商品となる。こちらに関しての情報や記事は、『季刊analog誌』で紹介していく予定なので、ぜひ楽しみにお待ちいただきたい。

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