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従来から小型軽量化

シグマ、ミラーレス専用設計の単焦点レンズ「35mm F1.4 DG DN | Art」

2021/04/27 編集部:平山洸太
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シグマは、ミラーレス専用設計のフルサイズ対応交換レンズ「35mm F1.4 DG DN | Art」を5月14日に発売する。Lマウント/ソニーEマウントが用意され、価格は115,500円(税込)。

「35mm F1.4 DG DN | Art」

2012年発売の一眼レフ向けレンズ「35mm F1.4 DG HSM | Art」を、ミラーレス専用設計として全く新たに構築したというレンズ。同社では、“光学性能最優先”というArtラインのコンセプトを体現するモデルだと説明している。

レンズ構成は11群15枚で、硝材にはSLD 2枚、ELD 1枚、FLD 1枚、非球面レンズ 2枚を採用する。軸上色収差やサジタルコマフレアを抑制することで、「精細かつ色にじみのないクリアな画質」「F1.4ならではの大きくかつ自然なボケ味」を実現したという。フレアやゴーストへの対策も施し、逆光性能も高めている。

レンズ構成図

フォーカス駆動系にはステッピングモーターを採用。フォーカスレンズを1枚構成と軽量にすることで、素早いピント合わせと動体追従性の高さを目指した。カメラボディ側の収差補正機能の活用により、レンズボディ自体も従来の一眼レフ用モデルから小型軽量化を図っている。

レンズボディにはフォーカスモード切り替えスイッチ、任意の機能を割り当てられるAFLボタンを実装。絞りリングには、クリックのオン/オフを切り替えられる「絞りリングクリックスイッチ」と意図しない操作を防ぐ「絞りリングロックスイッチ」も備える。

本体は高精度の加工技術により、高いビルドクオリテイを追求。長期間の使用に耐える耐久性、各操作部の良好な感触など、細部に至るまで配慮したとする。加えて、厳しい撮影環境下での使用も想定し、パーツ同士の接合部やボタン部分をシーリングした防塵防滴機構や、レンズの最前面に施した撥水防汚コートも備える。

絞りは11枚羽根の円形絞りで、マウント部には真鍮を採用。外形寸法はΦ75.5×109.5mm、質量は645g。また、フィルター経はΦ67mmとなる。最短撮影距離は30cm、最大撮影倍率は1:5.4。ロック付きの花形フードを付属する。

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