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積層型CMOSなど性能/機能も強化

キヤノン、ポップアップ式のEVFで小型化した高級コンデジ「PowerShot G5 X Mark II」

公開日 2019/07/09 12:29 編集部:平山洸太
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キヤノンは、プレミアムコンパクトカメラ「Gシリーズ」より、ポップアップ式のEVF搭載のコンパクトカメラ「PowerShot G5 X Mark II」を8月上旬に発売する。価格はオープン。なお直販ストアでは105,000円(税抜)で販売される。

「PowerShot G5 X Mark II」

2015年発売の従来機種「PowerShot G5 X」の後継機となるモデル。従来は固定されていたEVFをポップアップ式とすることで、よりコンパクトサイズを目指した。ポップアップ式となったが、EVFは従来と同水準の0.39型で約236万ドットの高精細有機ELパネルを採用する。

新モデルではEVFがポップアップ式で収納可能になった

【参考】従来モデル「PowerShot G5 X」

撮像素子として、積層型CMOSセンサーを同社初採用。大きさは1.0型で有効画素数約2,010万画素となる。さらに映像エンジン「DIGIC 8」と組み合わせることで、動画と高速連写の性能が向上したという。ISO感度は125-12800、拡張で25600にも対応する。連射では、最大約30.0コマ/秒の高速連写が可能。

レンズは焦点距離24-120mm相当の光学5倍ズームで、明るさはF1.8-2.8の大口径。マクロモードでは広角側の球面収差に改良が施され、解像感が追求された。なおマクロモードでは5-50cmの近接撮影が可能。光学手ブレ補正は4.0段の補正効果に対応し、またNDフィルターも内蔵する。

マクロで撮影した花びら

動画ではクロップのない4K動画が撮影でき、風景など広角で撮影したいシーンで活用できるという。撮影可能は形式は、4Kでは29.97fps、フルHDでは119.9fps/59.94fps/29.97fps、HDでは59.94fps。

クロップのない4K動画が撮影可能

液晶モニターは3.0型のカラー液晶。解像度は約104万ドットで、アスペクト比は3:2。従来はバリアングル方式だったが、本機ではチルト方式に変更された。またタッチパネルを搭載し、ファインダーを覗いたままAFポイントを移動できる「タッチ&ドラッグAF」にも対応する。

「タッチ&ドラッグAF」使用イメージ

また記録メディアはSDカードで、UHS-Iにも対応。そのほかBluetoothやWi-Fi、USB充電にも対応する。外形寸法は約101.9W×60.9H×46.0Dmmで、質量は340g(バッテリー/メモリーカード含む)。

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