今年9月開催・ドイツの写真/カメラ見本市「フォトキナ2012」概要が明らかに

ファイル・ウェブ編集部
2012年02月10日
2012年9月18日(火)から23日(日)までドイツで開催される「フォトキナ2012」の概要が、「CP+」会場にて発表された。フォトキナは、ドイツのケルンメッセで1950年に始めて開催されて以来、世界最高峰の写真・カメラの見本市として知られる。隔年で本年がちょうど開催の年となる。

フォトキナを代表して来日中の、ケルンメッセ副社長(COO)のカタリーナ・クリスティーネ・ハマ氏、ケルンメッセ展示部長のマルクス・オスター氏、ドイツ写真工業会・専務理事のクリスチャン・ミュラー・リーカー氏が会見に臨んだ。

カタリーナ・クリスティーネ・ハマ氏

マルクス・オスター氏

クリスチャン・ミュラー・リーカー氏

ハマ新副社長は、冒頭「日本では昨年の多くの困難があったにもかかわらず、日本のイメージング産業の多くの方がフォトキナに信頼を寄せていただいており、大変うれしく思います」と語った。リーカー専務理事は、「2001.9.11も2011.3.11も決して忘れられることはできません。東日本大震災で泥の中のアルバムを探し出し、大切な写真を水で洗ったというエピソードから写真の意義を深く感じます」と述べた。

ハマ氏によると、第32回フォトキナ2012は、すでに約40カ国から1200社が出展する予定になっている。来場者は2010年が18万1000人であったの対し、2012年はこれを越えられるのではないかと期待している。主要カメラメーカーの展示ホールは「2・3・4・5」に入る予定だ。

フォトキナ2012の会場予定図

フォトキナは「フォトキナ・ワールド・オブ・イメージング」の名の通り、イメージング市場のほぼすべての全体像を描き出す。一般的な見本市にくらべ、トレーダー、プロフェッショナルからエンドユーザーまでをターゲットにする。

なかでもフォトキナが特徴的なのは新たなイメージング分野を積極的に取り入れるところだ。CGI(コンピュータジェネレーテッドイメージング)に関しては2008年に初導入し、2010年にはさらに展示規模を拡大、フォトキナCGIソリューションセンターを設置し、新たに21社が出展。2012年も引き続き、拡大展示していく予定だという。

また動画撮影スタイルに関しても寛容だ。ドイツにおけるアンケートで、動画撮影は9%のプロカメラマンが「必要不可欠である」と回答、50%以上は「重要な機能である」とし、およそ3/4のプロカメラマンは意味ある機能と認識している。さらに動画撮影機能を利用したプロカメラマンの1/4が商業利用可能であると答えた。こうした背景からフォトキナでは、「Shooting movies DSLR style」として、シュートムービーフロアにおけるビジネス提案・情報提供をしていくという。

そしてフォトキナにとって、さらに重要な分野はモバイルイメージングだという。スマートフォンの急速な進化により最大12メガピクセルの撮影が可能なモデルも登場、カメラの消費行動に変化をもたらすほどの影響を与えている。2010年、ドイツだけでも50万人以上がフォトアプリを検索したというデータを紹介。モバイルイメージングの特設エリア設置により、この領域の商品も積極的に展示することになるという。

併せて、ソーシャルネットワークの分野にも力を入れていく。FACEBOOK では1年で2億人以上のユーザーを増やし、いまや20分ごとに340万枚以上の写真が掲載された。昨年1年だけでも数十億の写真が駆け巡った。フォトキナでは写真関連コミュニティや、ソーシャルネットワーキングのメンバーをすでにメンバーに盛り込んでいるという。

あらゆるフォトイメージング分野を網羅する「第32回フォトキナ2012」。9月の開催に向けて、日本・東アジアからの一般来場者に期待をよせている。

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