「ドクターイエロー」が完全ワイヤレスイヤホンに。現役駅員による録り下ろし音声や警笛音など収録
JR東海と瑞起は、2025年1月に引退した点検用新幹線「ドクターイエロー(T4編成)」をモチーフとしたワイヤレスイヤホン「923形ドクターイエローT4型ワイヤレスイヤホン」を製作するクラウドファンディングプロジェクトを実施している。JR東海公式オンラインマーケット内のクラファンページにて実施され、受付は2026年2月28日(土)まで。
支援プランは「ドクターイエロープラン」(18,060円・税込/送料込)と、「ドクターイエローコンプリートプラン」(19,800円・税込/送料込)の2種類を用意。
返礼品として、ワイヤレスイヤホン本体に加え、専用透明ケース、ネックストラップ、ドクターイエロー各種パーツをモチーフにしたアクリルキーホルダーが付属する。
アクリルキーホルダーは、ドクターイエロープランがランダム1種、ドクターイエローコンプリートプランが全種セットとなる。
本機は、ドクターイエローの象徴的なイエローカラーとフォルムを忠実に再現したデザインに加え、JR東海が完全監修したオリジナルサウンドを搭載する点が特徴。
JR東海完全監修によるオリジナル音声を収録。JR東海の全社競技会で最優秀賞を受賞した現役駅員による録り下ろし音声に加え、車両から収録した警笛音やブレーキ緩解音を搭載している。
電源ON/OFF、接続成功・失敗、ペアリング時、バッテリー残量低下時など、各操作に応じた音声が用意されており、ホームボタン押下時のランダム音声には、2025年1月29日の最終運行日に東京駅で実際に放送された案内を再現した音源も複数パターン収録されている。
デザイン面では、充電ケースに車両の外観イメージを細部まで反映点が特徴。ヘッドライトや尾灯部分にはLEDを搭載し、ケースの開閉時やケーブル接続時に点灯するギミックを備える。イヤホン本体には、新幹線乗り場案内のピクトグラムをドクターイエロー風にアレンジしたデザインを採用した。
ワイヤレスイヤホンとしての基本仕様は、密閉ダイナミック型を採用し、通信距離は約15m(障害物なし)。連続使用時間は音声通話で約4時間、音楽再生で約6時間となる。イヤホン本体の質量は片側約3g、防滴性能はIPX4相当。対応コーデックはSBCおよびAACで、USB Type-Cケーブルが付属する。
製品の発送時期は2026年夏頃を予定している。クラウドファンディング形式はAll or Nothing方式を採用し、目標金額は3300万円。達成した場合のみ製作が行われ、未達成の場合は支援金が全額返金される。



