BenQ、Mac向けモニター「MAシリーズ」に初の5K対応モデル。Nano Glossグレアパネルの4K UHDモデルも
ベンキュージャパンは、Mac向けモニター “MAシリーズ”より、5K解像度/27型のフラグシップモデル「MA270S」、および4K UHD対応の27型モデル「MA270UP」、31.5型モデル「MA320UP」の3機種を発表した。価格はいずれもオープン。発売時期は、MA270Sが2026年2月ごろを予定。MA270UP/MA320UPは2025年12月23日より販売開始する。
画面の色味から筐体デザインまで、Macと自然に組み合わせることをコンセプトとしたモニターシリーズ。
いずれのモデルも、筐体はMacBookと並べた際の統一感に配慮したシルバーのミニマルデザインで、3辺狭額縁を採用。スタンドはエルゴノミクス設計で、ティルト、スウィーベル、ピボットに対応する。スタンドベースにはラバーパッドを備え、MacBookやアクセサリーの収納場所として活用できる。
MA270Sは、シリーズ初の5K(5,120×2,880)解像度に対応する27型モデル。218ppiの高画素密度により写真・映像・テキストの細部を精細に表示するという。仕上げはNano Glossコーティングのグレアパネルで、黒の沈みとクリアなコントラスト再現を図った。最大輝度は450cd/m2(HDR時400cd/m2)、コントラスト比は2,000:1、色域はP3 99%に対応する。
MA270UPおよびMA320UPは、いずれも4K UHD(3,840×2,160)解像度対応で、Nano Glossコーティングのグレアパネルを採用したモデル。輝度はそれぞれ450cd/m2(HDR時400cd/m2)、550cd/m2(HDR時600cd/m2)、コントラスト比は1,200:1/1,300:1、色域はP3 95%/P3 97%としている。
共通機能として、MacBookの表示に近づけるBenQ独自の「M-bookモード」を標準搭載。Display P3やsRGBなどの各種モードも用意する。また、画面設定ソフトウェア「Display Pilot 2」により、Macのキーボードからの輝度・音量操作、Macとモニターの自動輝度同期、集中モード連動による各種設定の自動切替などが行える。
そのほか、アイケア機能として、ブルーライト軽減やフリッカーフリーを搭載。TÜV Rheinlandの「Eye Comfort」認証を取得し、長時間の作業時における快適性の向上を図った。
接続面では、MA270Sが96W給電対応のThunderbolt 4×1を中心に、USB-C(35W給電)×1、HDMI×2、さらに下流用Thunderbolt 4(15W給電)×1とUSB-C(15W給電)×1を装備。デイジーチェーン表示にも対応する。MA270UP/MA320UPはUSB-C(90W給電)×1とHDMI×2に加え、USB-C(15W給電)×1を備える。いずれもUSBハブ機能(USB-A×2)やヘッドホン出力、3W×2のスピーカーを内蔵する。



