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真空管モード/トランジスタモードで異なる音色を楽しめる

ONIX、真空管回路搭載のポータブルDAC/アンプ「Beta XI2」。丸みを帯びた新デザインも採用

公開日 2025/11/07 15:36 編集部:原田郁未
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MUSINは、同社が取り扱うONIXブランドより、Raytheon JAN6418真空管をデュアル構成で搭載したポータブルDAC/アンプ「Beta XI2」を11月14日に発売する。価格は51,480円(税込)。本日11月7日より予約受付をスタートしている。

「Beta XI2」

Raytheonのミニチュア真空管であるJAN6418真空管を左右に1基ずつ配置したデュアル構成を採用した点が特徴だ。真空管は長期間のテストを経て最適化され、マイクロフォニックノイズを抑制する制振サスペンションを介して基板に固定されている。これにより、同社が得意とする繊細なチューニングと、真空管による温かみのある音の広がりを組み合わせ、より深みのあるサウンド表現を実現したという。

加えてアンプ部には、TI社のOPA1662 2基とBUF634A 4基も採用し、出力の透明感とパワーも追求。真空管特有の音色が乗るTUBEモードと、半導体回路のみのトランジスタモードを切り替え、それぞれ異なるサウンドが楽しめる。Type-C端子はケーブル着脱に対応し、付属品として「ONIX OL1 C to C」OTGケーブルが同梱される。

DAC部は従来モデルと同様に、Cirrus Logic「CS43198」をデュアルで搭載。PCM 768kHz/32bit、DSD512までの再生に対応し、5種類のデジタルフィルター変更にも対応する。

DACチップはシーラスロジック「CS43198」2基を搭載

筐体は従来モデル「Alpha XI1」のボックス形状から変更し、側面をラウンドさせた新デザインを採用。側面にはスリットウィンドウが設けられており、内部のJAN6418が稼働している様子が視認できる。

0.87型のOLEDディスプレイ、ボリューム調整などが行えるハードウェアボタン、色で再生中のフォーマットを表示するサンプリングレートインジケーターも搭載。UAC1.0/2.0モードおよびHigh/Lowゲイン切り替えにも対応する。

USBケーブルが着脱できるため、様々なデバイスと互換性を持つとする

ヘッドホン出力は3.5mmシングルエンド/4.4mmバランスを装備。トランジスタモード時は3.5mmが最大180mW/4.4mmバランスが最大550mW、TUBEモード時は3.5mmが最大152mW/4.4mmバランスが最大550mWとなる(すべて32Ω、Highゲイン設定)。再生周波数帯域は両モードとも20Hz - 40kHz(−0.5dB)。

外形寸法は69.8×39×14mm、質量は約45.3g。

また、別売の専用アクセサリー「Beta XI2 PUレザーケース」も同日に発売する。価格は2,970円(税込)。外装を保護するブラックのスリーブケースで、携帯性とデザイン性を両立したとする。

 

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