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「MW75 Neuro LT」

AIセンサーで脳波を測定、燃え尽き症候群を予防するヘッドホン。499ドルで海外発売

公開日 2025/10/09 20:01 編集部:太田良司
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脳波を測定して、燃え尽き症候群を回避し、生産性を向上させるというAI搭載脳波(EEG)センサーを搭載したヘッドホン「MW75 Neuro LT」を米Neurableがアメリカとカナダで発売した。価格は499ドル。

Neurableは、脳の信号とデバイスを連携する技術だという脳コンピューターインターフェース(Brain-Computer Interface/BCI)を活用し、AIによる脳波測定センサーによる製品を開発している企業で、2024年に前モデルとなる「MW75 Neuro」を発売している。前モデルより、より軽量で価格が抑えられたとアピールしている。

ベースとなるヘッドホンは、ANCを搭載するMaster & Dynamicのワイヤレスヘッドホン「MW75」。MW75 Neuro LTを使用すると、精神的疲労が始まった時や、回復が必要な時に検知できるとのこと。スマートフォンアプリと連携することで4つの機能が利用できる。

まずひとつが、2分間の脳波の読み取りで集中して取り組むか、軽い作業をするべきか判断するという「Cognitive Snapshot(認知スナップショット)」。2つめが、どの程度休息しているかわかる「Mental Recovery(メンタルリカバリー)」。

3つめは、時間の経過に伴う精神的疲労を追跡して回復を促す「Cognitive Strain(認知的負担)」。そして4つめが、長期的に計測して実年齢との比較を毎週行う「Brain Age(脳年齢)」。いずれもヘッドホンをつけるだけで利用できる。

ファブリック素材のイヤーパッドの中に、脳波の測定センサーが搭載されており、前述の独自技術BCIによって処理される。快適性を損なうことなく脳波のトラッキングが出来るとしている。また、アプリと接続出来ない場合は、16時間のデータが保存される。

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