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「多次元静電クロスオーバー・システム」も導入

AFUL、4種のドライバーを組み込んだフラグシップ・ハイブリッドIEM「DAWN-X」

公開日 2025/09/15 00:00 編集部:長濱行太朗
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サウンドアースは、中国のイヤホンメーカー・AFUL(アフー)より、ダイナミック型/バランスド・アーマチュア(BA)型/静電型/骨伝導のドライバーユニットを搭載した、フラグシップ・ハイブリッド型IEM「DAWN-X」を9月16日に発売する。

価格はオープンで、市場では税込191,980円前後での販売が想定される。販売はeイヤホン、フジヤエービックでスタートする。なお、発売日の入荷数はごくわずかのため発売日当日に購入できない場合もあるとのこと。また、納期が12-14日間がかかるという。

「DAWN-X」

低域用のダイナミック型ドライバーを1基、中高域用のBA型ドライバーを8基、超高域用ESTドライバーを4基、そして骨伝導型ユニットを1基搭載したドライバー構成のハイブリッド型IEMとなっている。それぞれのドライバーの特性を緻密に計算しながら、複雑なドライバー構成においてもシームレスなサウンドを実現している。

ダイナミック型/BA型/EST型/骨伝導を組み合わせたハイブリッド構造としている

DAWN-Xは、電子式のクロスオーバー・6Wayに加えて物理的なクロスオーバー・6Wayも投入した「多次元静電クロスオーバー・システム」を導入。

また、「広帯域静電テクノロジー」を搭載することで、通常は9kHz以上の高帯域のみを担うところ、不要な音響共振を抑制しながら5kHz – 20kHzの広い帯域で効果的に動作させることを可能としており、高解像度さと滑らかさを兼ね備えた高域再生を成し得たとのこと。

「高減衰エア・プレッシャー・バランス・システム」をAFUL Performer 8から継承している

2023年の日本市場参入第一弾モデル「AFUL Performer 8」でも搭載された「高減衰エア・プレッシャー・バランス・システム」をDAWN-Xでも継承。密閉された外耳道に溜まった圧力を逃がし鼓膜を保護する高減衰圧力バランス技術で、これによって快適な装着性を保ちながら、弾力性とインパクトのある低域の質感を再現することを狙っている。

ユニークな設計として、高精度な3DプリンティングとRLCクロスオーバー・ネットワークが採用されており、各ドライバーの音響特性を補正するだけでなく、ドライバーの共振を効果的に低減するとのこと。「RLCネットワーク周波数分割補正技術」も加わることで、BA型ドライバーでも静電式のような滑らかな高域再生としている。

「高減衰エア・プレッシャー・バランス・システム」をAFUL Performer 8から継承している

膨大な3Dイヤーデータと人間工学に基づき、自然なフィット感を成し得たと同社は説明。安定化処理された木材と樹脂をシームレスに混合させることで、滑らかで肌に優しい質感になるようにしている。

ケーブルは、高純度6N単結晶銅線を素材とし、8ストランド3D編組デザインを採用した「Litzケーブル」を付属。

スペック数値は、再生周波数帯域が5Hz – 35kHz、感度が110dB(@1kHz)、インピーダンスが15Ω。コネクター部は2Pin、プラグ部は3.5mm/4.4mmとしており、ケーブル長さは1.2m。

コネクター部は2Pin、プラグ部は3.5mm/4.4mmを採用する

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