Kiwi Ears、オープンバック設計で自然な音場を実現する4種ドライバー搭載ハイブリッドイヤホン「Septet」
ナイコムは、同社取り扱いブランドKiwi Ears(キウイ・イヤーズ)から、4種/7基のドライバーを搭載したハイブリッドイヤホン「Septet」を8月1日に発売する。価格は41,800円(税込)。
Septetは、ダイナミック(DD)/バランスドアーマチュア(BA)/マイクロプラナー(MPT)/ピエゾドライバー(PZT)という4種のドライバーを組み合わせて、片耳に計7基搭載したハイブリッドイヤホン。深みのある低域、明瞭な中域、滑らかで伸びやかな高域を再現し、人工的な着色を排したリアルな音作りを実現。カジュアルな音楽リスニングからプロのミキシング用途までさまざまなシーンで活躍するとしている。
低域とサブベースの再生は、10mm径のコンポジット振動板を搭載したダイナミックドライバーが担当。8Hzまで伸びる深い重低音とサブウーファーのような力強さを両立するほか、量感と明瞭度を兼備する音質へと精密なチューニングを施した。
BAドライバーは4基搭載し、低中域から中高域をカバーする。帯域ごとに最適なドライバーを配置するため、2系統のクロスオーバーネットワークを採用しており、音の分離感が高く、歪みの少ない精密な再生を実現するという。
超高域の再生には新開発のマイクロプラナードライバーを採用し、最大30kHzまでスムーズに伸びる高域再生を確保。歪みを抑制しつつ、自然な質感と倍音を保ち、空気感とディテールを正確に表現するとのこと。
また、ピエゾドライバーをマイクロプラナードライバーと連動させることで、高域再生の精細さを強化。音場表現や定位感の解像度を一層高め、透明感あふれる空間表現を実現すると謳っている。
さらに、設計/開発に2年を費やしたという5ウェイ・パッシブクロスオーバーネットワーク、ならびに3本の音導管を備える設計によって、各ドライバーに適した帯域の正確な再生が可能に。全帯域で歪みを抑制し、明瞭でダイナミックなサウンドを確保したとアピールしている。
筐体は、筐体内のすべてのドライバーに対して通気性を確保することで、ドライバーのレスポンスを最大級に引き出すと謳うオープンバック設計を採用。これにより、アコースティック楽器のような自然で広がりのあるサウンドステージを実現すると説明している。
0.78mm 2pinによるケーブル交換に対応する。ケーブルは3.5mmアンバランス/4.4mmバランス接続の両方に対応するモジュラー式カスタムケーブルを付属。導体に5N OCC(単結晶状高純度無酸素銅)を採用することで、歪みのないクリアな信号伝送を実現するという。


再生周波数帯域は8Hz – 30kHz、感度は95dB、インピーダンスは15Ω。



