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フルバランス4chヘッドホンアンプ回路内蔵

TOPPING、卓上サイズで大出力を実現したUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「DX5 II」

公開日 2025/07/11 11:00 編集部:成藤正宣
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MUSINは、同社取り扱いブランドTOPPING(トッピング)から、デスクトップUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「DX5 II」を、7月18日(金)に発売する。価格はオープンだが、税込49,500円前後での実売が予想される。カラーバリエーションはホワイト/ブラックの2色。

「DX5 II」(ホワイト)

 

「DX5 II」(ブラック)

デスク上に設置しやすいコンパクトなボディながら、デュアル構成のD/A回路や大出力のフルバランスアンプ回路などを搭載したDAC/アンプ。前面には2.0型フルカラーディスプレイや3つの物理ボタン、押し込み操作対応のノブなどを備え、設定変更やカスタマイズをスピーディーに行うことが可能。高い駆動力と歪みを感じさせないハイクオリティなサウンド、快適な操作性を兼ね備えたとする。

D/A回路にはESS製DACチップ「ES9039Q2M」をデュアル構成で採用し、さらに独自開発のI/V変換回路を装備。限られた回路面積の中で、ES9039Q2Mの優れたS/Nやダイナミックレンジ、低歪みを最大限に引き出し、高い解像度と豊かなダイナミクスを実現したとする。サンプリングレートはPCM 768kHz/32bit、DSD512(22.4MHz)までサポートする。

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ESS「ES9039Q2M」をデュアルで搭載。独自設計のI/V変換回路でポテンシャルを最大限に引き出す

ヘッドホンアンプ回路にも、ディスクリート入力段/ディスクリート出力段/オペアンプの3ステージから成る独自のハイブリッドヘッドホンアンプ回路設計「X-Hybrid Headphone AMP Circuit」を投入。同ブランドが従来用いてきた超低歪/ハイダイナミックレンジのアンプ技術「NFCA」をさらに発展させたもので、回路構成の最適化によって消費電力と発熱を抑制し、回路全体の電源効率を大幅に高めたという。

これにより、コンパクトなボディながらフルバランス4chアンプの搭載を実現。最大7,600mW(@16Ω)/6,400mW(@32Ω)のパワフルな出力と低歪みを両立した。

「X-Hybrid Headphone AMP Circuit」を投入

ヘッドホン出力端子として、前面に6.35mmシングルエンド/4.4mmバランス/XLR 4pinを1基ずつ装備。上述のとおり大出力を発揮する一方、1.8μVrmsという低ノイズフロアにより高感度なインイヤーモニター(IEM)にも対応。インピーダンスを問わず、幅広いヘッドホン/イヤホンを快適に駆動できるとしている。

パワフルな出力により高インピーダンスのヘッドホンを駆動しやすい一方、高感度のイヤホンを接続してもノイズが目立ちにくく静粛な音楽再生が楽しめるとする

背面にはXLR/RCA出力を搭載。固定または可変ボリュームモードを選択でき、据え置きオーディオシステムに組み込んだり、アクティブスピーカーを直接繋いで再生することが可能。入力端子はUSB/光デジタル/同軸デジタルを備え、またBluetooth入力にも対応。コーデックはLDAC/aptX Adaptive/aptX HD/aptX/AAC/SBCをサポートする。ほか、他の機器と連動させるための12VトリガーIN/OUTを備える。

DX5 IIの背面

前面には2.0型のフルカラースクリーン、3つの物理ボタン、押し込み操作対応のノブを配置。カラフルでレスポンスのよいインターフェース「Aurora UI」で直感的な設定変更やカスタマイズが可能だとする。UIのメインカラーは9色から好みにあわせて選択でき、またVUメーターやFFTといった視覚効果で音楽再生を盛り上げることもできる。

2.0型フルカラーディスプレイを搭載。「Aurora UI」による直感的な操作や、視覚効果の表示が行える

外形寸法は190W×44H×131Dmm、質量は954g。電源ケーブル、USBケーブル、3.5mm - 6.35mm変換アダプター、リモコンなどが同梱する。

 

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