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エントリー機から上位モデルまで3機種

Questyle、独自アンプモジュール搭載ポタアン「M15i/M15C/M12i」

公開日 2025/06/17 07:00 編集部 : 伴 修二郎
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マギウェイは、QuestyleブランドのポータブルUSB-DAC/アンプ「M15i」「M15C」「M12i」の3モデルを6月27日より発売する。価格はオープン。

同社は今年6月にQuestyleブランド全商品を国内総代理店として展開することを発表。このたび、ポータブルUSB-DAC/アンプ「M15i」「M15C」「M12i」の3モデルの製品仕様が明らかになった格好だ。

3機種とも、Questyleが特許を取得した独自技術「SiPカレントモードアンプモジュール」を搭載する点が特徴。従来のオペアンプチップとは異なる設計により電力制限を克服した技術だとのことで、超低歪み率と高い電流出力能力を実現したという。

また、同技術ではTOREX社製の高効率電源管理システムを組み合わせることで低消費電力を実現。長時間使用時の過熱やシステム中断リスクを大幅に低減するとしている。

「M15i」は、SiPカレントモードアンプモジュールを4基搭載する上位モデル。出力端子に3.5mmシングルエンド/4.4mmバランスを搭載し、デュアル出力に対応している。

「M15i」

手動ゲイン調整スイッチも備え、ヘッドホンやオーディオシステムの特性に合わせたゲイン調整が自由に行える。

DACチップにはESS社製「ES9281AC」を搭載。PCMは最大768kHz/32bit、DSDは最大512までのネイティブ再生をサポートする。THD+Nは0.0003%。

接続機器はAndroid 5.1以降/iOS/Windows 10以降/macOS18.3以降との互換性をサポートし、Apple MFi認証も取得している。

本体には音楽再生時にサンプリングレート表示をサポートするインジケーターを備える。赤色のインジケーターが1つ点灯する際は48kHz以下のサンプリングレートのPCMデータを表示、赤色のインジケーターが2つ点灯している場合は高サンプリングレートのPCMデータまたはDSDオーディオデータを示すという。

本体素材にはアルミニウム合金を使用。ガラススケルトンデザインを用いることで「テクノロジーとレトロが融合したデザイン」に仕上げたと説明する。最大出力は3.5mm接続時が11.97mW@300Ω、4.4mm接続時が22.60mW@300Ω。周波数特性は±0.1dB(20Hz〜20kHz)、±2dB(20Hz〜80kHz)。外径寸法は61.8×27.2×12mm。

「M15C」は、“M15シリーズ” の電流モードアンプの基本設計を踏襲しつつ、DACチップにCirrus Logic社の「CS43198」を採用したミドルクラス機。高いデコード性能により、ダイナミックで繊細な音色と大音量を途切れることなく再現すると謳う。PCMは最大384kHz/32bit、DSDは最大256までのネイティブ再生をサポートする。

「M15C」

M15iと同様、Questyleが特許を取得した独自技術「SiPカレントモードアンプモジュール」を4基搭載。THD+N 0.00028%の低歪みを実現し、強力な駆動力と繊細なサウンドを再生するとしている。

出力端子に3.5mmシングルエンド/4.4mmバランスを搭載。4.4mm端子は手動ゲイン調整スイッチも備える。接続機器はAndroid 5.0以降/iOS/Windows 10 Ver18.3以降/macOSとの互換性をサポートし、Apple MFi認証も取得している。

本体素材にはアルミニウム合金を使用し、音楽再生時にサンプリングレート表示をサポートするインジケーターも装備する。最大出力は3.5mm接続時が10.72mW@300Ω、4.4mm接続時が42.79mW@300Ω。周波数特性は±0.1dB(20Hz〜20kHz)、±1dB(20Hz〜80kHz)。外径寸法は61.8×27.2×12mm。

「M12i」は、数万台を出荷したという「M12」の後継機にあたるエントリーモデル。上記M15i/M15Cから搭載数は減るものの本機もSiPカレントモードアンプモジュールを採用し、DACチップにはESS社の「ES9281AC」を搭載。PCMは最大PCM768kHz/32bit、DSD 512のフォーマットをサポートする。

「M12i」

独自機能として8Ω〜600Ω対応のインピーダンス自動検出機能を備え、最適なゲイン設定を行うことが可能。イヤホン接続すると自動で電源がオンになる機能も備える。

接続機器はAndroid 5.1以降/iOS/Windows 10以降/macOS 18.3との互換性をサポートし、Apple MFi認証も取得している。本体はアルミニウム合金仕様で、サンプリングレートを表示するインジケーターを備える。

最大出力は21mW@32Ω、周波数特性は±0.1dB(20Hz〜20kHz)、±2dB(20Hz〜80kHz)、THD+Nは0.0003%。外径寸法は56.8×20.2×9.5mm。

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