Anker、初の切替分電盤とポータブル電源を活用した停電時の電力バックアップ「Solix Power Link System」
Ankerは、ポータブル電源メーカーとして初めて開発した切替分電盤とポータブル電源を活用した独自の電源供給ソリューション「Anker Solix Power Link System」を5月22日に予約販売、6月24日に一般販売を開始する。ラインナップと税込価格は以下のとおり。
<Anker Solix Power Link System>
・「Anker Solix Power Link System」(切替分電盤) 199,900円
・「Anker Solix C1000 Gen 2 Portable Power Stationセット」 298,900円
・「Anker Solix C1000 Portable Power Stationセット」 309,900円
・「Anker 767 Portable Power Stationセット」 398,900円


同社は、地震や台風などの自然災害が多い日本の生活に根付いたポータブル電源を展開し、2025年1月にはソーラーパネルによって生み出した電力を蓄電池に蓄え、蓄電池から家の電力システム自体に給電できる、戸建てに対応した家庭用蓄電池事業に参入した。今回はさらに、戸建てのみでなく、新たにマンションなどの集合住宅で活用できる独自の電源供給ソリューション「Anker Solix Power Link System」を開発した。

自然災害などで停電してしまった際、同社のポータブル電源を導入していれば、新開発の切替分電盤によって電源供給元をポータブル電源に切り替えて電力のバックアップを行えるシステムとなっている。

戸建てに導入できる家庭用蓄電池は、金額に加えてパワーコンディショナーの取り付けなど大掛かりな工事が必要なため、マンションなどの集合住宅では導入が難しいという課題があった。だが、新たに切替分電盤を開発したことで、電気工事士による約3時間程度の工事で取り付けられ、ポータブル電源を置けるスペースを確保するだけで、手軽に導入できるとアピールする。また、金額面も抑えられるという。
見積のやり取りも不要で、Anker Japan公式オンラインストアから直接セットが購入できるほか、すでに対応する同社のポータブル電源を持っているユーザーは切替分電盤のみを購入することも可能。今度、対応モデルをさらに拡大していくと明かした。
デモンストレーションでは、実際に家庭内にある分電盤をオフにし、同社の切替分電盤にスイッチするだけで、すぐにポータブル電源から電気が供給される仕組みを解説。ライトやドライヤーなどがすぐに使えるようになると説明した。

