Ankerがカフェ事業に新規参入。“本気で充電に向き合った”「Anker Store & Cafe 汐留」5/24オープン
Ankerは、本日5月22日に開催した「Anker Power Conference 2025 Spring」において、カフェ事業に新規参入することを発表。1号店「Anker Store & Cafe 汐留」を5月24日にオープンすると明らかにした。
Ankerが「充電に本気で向き合った」カフェがカレッタ汐留に登場
発表会ではアンカージャパン代表取締役の猿渡歩氏が登壇し、「私たちの業界は日々新たなニーズが生まれ市場や技術が進化し続けている。そういった変化に向き合って事業を展開してきた結果、売り上げという指標において設立以来着実な成長を遂げており、2024年は売り上げ728億円と、昨年比で約50%の成長を遂げることができた」と語る。

この成長の背景のひとつとして「製品の進化と広がり」を挙げ、チャージャー製品からオーディオ、プロジェクター、ポータブル電源、ロボット掃除機などほぼ全てのカテゴリーで急速に成長することができたと説明。中でもイヤホンカテゴリーは大きな飛躍を遂げ、販売数量シェアでSoundcoreブランドがナンバーワンを獲得したという。


もう1つの成長要因として挙げられたのが「販路の拡大」で、創業当初はAmazonでの販売のみだったが、各種ECモールや公式サイト、公式アプリと展開。オフラインでも家電量販店のみならずコンビニやドラッグストアなど、幅広い販路を獲得し続けているとのこと。
加えて2018年からは直営店「Anker Store」をオープンし、2025年5月時点で35店舗を構えるまでに拡大。他にもタクシーへの充電器の設置や、ホテルの一室をAnker仕様にするなど、パートナー企業と協力しての取り組みも行っているとする。
これらの取り組みの理由として「今、目指しているのは買って使ってもらうだけでなく、『暮らしの中にある』を作ること。製品そのものだけでなく、その先にある安心、快適さ、スマートな生活を届けたい」と語り、その体験をもっと身近に感じられる場所として、カフェ業態を行うに至ったと発表した。
カフェのコンセプトは「チャージ」。猿渡氏は「カフェほどスマホやPCの充電ニーズが高い場所はないが、満足に充電できる方は意外と少ないのが現状。Ankerとして、そこに本気で向き合った」と語る。
カフェは全席にUSB-C/Lightningケーブルを備えるとともに、Qi2ワイヤレス充電対応のテーブルを完備。ミーティングなどに使えるよう、会議用スピーカーを設置した打ち合わせ用個室も4部屋設けている。
個室の予約はAnker Japan公式アプリから行うかたちで、同アプリからのモバイルオーダーにも対応。スペース内にはストアも併設されており、その場でAnker製品を購入することも可能だ。
提供するメニューにもこだわったとのことで、エネルギーをしっかりチャージできるようスパイスを独自に調合したカレーなど、こちらも「チャージ」をコンセプトに全メニュー開発したという。バータイムにはオリジナルIPA「Anker休息充電エール」などのアルコール類、おつまみの提供も行われる。
猿渡氏は「カフェは誰もがふらっと寄れる存在で、ここなら充電できる、安心できる、そう思ってもらえる場所を作りたいと考えた。やる以上はメニューもこだわって開発しているし、現状では全メニューを1,000円以下に抑えている。Anker Cafeは日常をスマートにできる、新しい選択肢だと考えている」と意気込みを語った。
場所は港区・カレッタ汐留の地下2階で、営業時間は平日が8時 - 21時、週末と祝日が9時 - 21時。オープン記念キャンペーンとして、フード/ドリンク注文の先着400名にオリジナルデザインのコースターがプレゼントされる。