<ヘッドフォン祭>Bowers&Wilkinsの新ワイヤレスヘッドホン「Px7 S3」お披露目/ラディウスからイヤーカフ型イヤホンの試聴展示
ヘッドホン/イヤホン関連ブランドが多数集うイベント「春のヘッドフォン祭り 2025」が本日4月26日(土)に開催された。本稿ではDENON/Bowers&Wilkins、ラディウス、カナルワークスのブースの模様をレポートしたい。

B&Wの新ワイヤレスヘッドホン「Px7 S3」お披露目。デノン新完全ワイヤレスも試聴展示
Bowers&Wilkinsのブースでは、注目モデルとして、本日4月26日に発売となった新ワイヤレスヘッドホン「Px7 S3」を出展。全3色とも取り揃えており、自由に試着・試聴することができた。価格は61,380円(税込)。
2023年に発売された「Px7 S2e」の後継モデルに当たるワイヤレスヘッドホンで、前モデルとの共通項はユニットの振動板のみに留まり、音響面やデザイン面などの全てが刷新されたのが特徴。また、最大96kHz/24bitのaptX Adaptiveにも対応する。「長年培った解像度の高いステージ感や空間表現を体感してほしい」とコメントしていた。


またヘッドホンは、Px7 S3発売後も併売されるという前世代モデル「Px7 S2e」、そしてラグジュアリーなハイエンドモデル「Px8」も全色展示され、こちらも試着・試聴することができた。


そのほか、完全ワイヤレスイヤホンでは昨年発売されたプレミアムハイエンドモデル「Pi8」とハイエンドモデル「Pi6」も試聴展示。両モデルとも豊富なカラーバリエーションが展示され、色味を手にとって確認することもできた。



デノンのブースでは、今年4月に発売されたばかりの完全ワイヤレスイヤホン新モデル「AHC-840NCW」「AH-C500W」2機種が出展。AH-C840NCWがノイキャン搭載のカナル型、AH-C500Wがインナーイヤー型とバリエーションモデルのような位置付けとなっている。


両モデルとも、同社フラグシップヘッドホン「AH-D9200」で開発されたドライバーを完全ワイヤレス用に再開発した「12mmフリーエッジ・バイオセルロースドライバー」の搭載が大きな特徴。形状が異なる両モデルの聴き比べが行える絶好な機会となっていた。
医療技術を応用した全自動パーソナライズ機能を搭載する完全ワイヤレスイヤフォン「Denon PerLシリーズ」や、上述のAH-D9200をはじめとするウッドハウジングを使用した “Real-wood Series” の有線ヘッドホンが一挙ラインナップされていた。


ラディウスのイヤーカフ型完全ワイヤレス「ear-hug」登場。開発中のイヤープラグも参考出展
ラディウスのブースでは、先日発表されたばかりの新製品であるイヤーカフ型完全ワイヤレスイヤホン「ear-hug(イヤーハグ)HP-H10BT」を展示。発売日は4月29日(火)で、店頭では税込5,750円前後での実売が予想されている。

2つに別れた筐体を、適度な柔軟性を持つシリコン製の「フレキシブルブリッジ」でつなぐ構造により、耳を優しく挟み込むようにフィットするのが特徴。長時間快適に装着できるようこだわってデザインしたとのことで、取材中も体験した方から着け心地の良さについて声が挙がっていた。

また参考出展として、同社が展開する独自素材採用のイヤーピース「ディープマウントイヤーピース」を用いたイヤープラグ「DROP(EP-D10)」が用意された。発売時期、価格は共に未定。
日本を代表する化学メーカー製の液状シリコーンゴムを採用しており、平均28dBの遮音性能を実現。スッキリと耳にフィットする形状と人肌に馴染む特別素材によって、睡眠時などリラックスしたいときに最適な遮音性と着け心地を実現したという。

今回出品されたモデルは主に睡眠用として謳われていたが、担当者によれば睡眠用に限定せずライブ耳栓用など幅広いシーンを想定しているとのことで、今後用途に合わせたバリエーション展開なども検討していると説明していた。
そのほか、同社が展開するライブ配信サービス「NeSTREAM LIVE」による、ももいろクローバーZのライブコンテンツのDolby Atmos試聴ブースや、昨年大きな話題を呼んだ猫好きのための完全ワイヤレスイヤホン「NEKO true wireless earphones(HP-C28BT)」なども展示されていた。


カナルワークス、FIIOコラボの新Bluetoothケーブルを展示
カナルワークスのブースでは、カスタムIEM試聴機や作例を多数展示。その中で注目製品として、先日発表されたばかりの新Bluetoothケーブルオプション「HC-BTR11CW3」が出品された。価格は12,100円(税込)で、5月下旬頃の発売を予定しているという。

本モデルはFIIOブランドとコラボレーションした同社ワイヤレスケーブルの第3世代モデル。「高音質なカスタムIEMをより気軽に楽しむためのアクセサリー」として企画され、FIIOとのダブルネームによるBluetoothレシーバーユニットと、0.78mm 2pinコネクター採用の専用ケーブルを組み合わせたものとなっている。
カスタムIEM試聴機の注目モデルでは、昨年11月に発売された「CW-L15LV」を紹介してくれた。独自設計の高次音響フィルターにより迫力の低音を再現するという3BAインイヤーモニターとなっており、ライブ感のあるサウンドでダンスミュージックなどにも最適とアピールしていた。

