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開発陣が技術特徴を解説

声優・大塚剛央も登壇。4Kレグザ&ブランド初のレーザープロジェクター体験イベントレポート

公開日 2025/04/09 18:12 編集部:長濱行太朗
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TVS REGZAは、2025年4月8日に発表された4K有機EL/液晶テレビ、ならびに初のレーザープロジェクターを紹介する、ユーザー向けイベント「レグザ 2025年 新商品体験イベント」を同日に開催した。

MCに『薬屋のひとりごと』の壬氏役、『推しの子』のアクア役を務める声優の大塚剛央さんを迎え、新商品のレグザ開発陣との新商品・技術紹介が行われた。大塚さんもレグザのいちユーザーであり、「自宅にあるレグザで出演作品を観たり、ゲームなど楽しんでいます」とコメントしていた。

声優の大塚剛央さんがMCを務める

イベントでは、4K有機ELテレビのフラグシップ “X9900Rシリーズ” 、4K Mini LED液晶テレビのフラグシップ “Z970Rシリーズ” 、4K Mini LED液晶テレビのスタンダークラス “Z770Rシリーズ” 、4K液晶テレビ “Z670シリーズ” 、4シリーズ・10モデルの4Kレグザ新商品が登場。43型から85型までの全ラインナップがステージいっぱいに並んでいた。

写真左から、商品企画 槇本修二氏、R&D 伊藤博明氏、R&D 山内 日美生氏、クラウド事業センター 中村 さやか氏、商品企画 瓜生隆廣氏

商品企画 槇本修二氏は、「レグザは大型モデルや高級機種はもちろん、小さめのサイズまで用意しており、ユーザーの使用シーンに合わせて選べるように幅広くラインナップを揃えている」とシリーズ数やサイズ数を多く取り揃えている理由を明かした。

全シリーズを通してのレグザの開発コンセプトについて、「レグザは高画質や高音質、そしてさまざまな機能を搭載しているが、コンテンツを快適に楽しんでいただきたい、これに注力して開発している」とアピールした。

今回の4Kテレビ・新商品群は、AI技術とセンシング技術を向上させた「レグザ インテリジェンス」によって使用可能になった機能が大きなトピックであり、「AIボイスナビゲーター」「AIリコメンド」「AIシーン高画質」「AI快適リスニング」といった機能が採用されたことを紹介していた。

進化したAI技術とセンシング技術によって実現した「レグザ インテリジェンス」

「AIボイスナビゲーター」について、「テレビで放送番組やネット動画を観るとき、観たいコンテンツをSNSなどで探し、出演者などを検索したり、番組表を見たりなど、多数ある情報から映像コンテンツを探し出すところから始めるが、テレビと会話することでユーザーが観たいコンテンツに出逢えるのが『AIボイスナビゲーター』の特徴だ」と、R&D 伊藤博明氏が語る。

「レグザAIボイスナビゲーター」について伊藤博明氏が解説

テレビと会話するときも、具体的なキーワードを言わずして、曖昧な言葉で検索していくことで観たいコンテンツに出逢えるのが大きな特徴とのこと。毎週録画を行っている番組があれば、「いつも観ている番組を出して」というだけで、毎週録画している番組をリストアップしてくれる、そのような使い勝手を目指しているという。

「AI快適リスニング」については、「AI学習技術を活用することで、たとえばサッカー中継のときにアナウンスの声逃さずに聞きたい、そういった場合はアナウンサーの声を強調して試合を見ることができ、一方でスタジアムに行ったような臨場感を味わいたい場合に、アナウンスの声を下げて観客とプレイの音を強めた再生もできる機能である」と機能の特徴を解説。

コンテンツに合わせてセリフとBGMのバランスを自動調整する「レグザAI快適リスニング」

大塚さんも「映画などを字幕で見ていたら書いてある文字をみればわかりますけど、自身の仕事柄、吹替版を見ている時、他の声優さんはどのように吹き替えているのかなどチェックするときがありますが、『AI快適リスニング』を活用できれば、吹替の声により注力して作品を見れますね」と、声優ならではの機能の活用法を伝えていた。

画質面では「AIシーン高画質PRO」の特徴について、R&D 山内 日美生氏が説明。「これまでレグザではAI技術を用いて、さまざまな映像シーンを検出して高画質処理を行ってきたが、ユーザーからはライブを高画質で楽しみたいという要望が強かったが、今回初めて音楽ライブ用の高画質処理に対応した」と説明した。

高画質技術「AIシーン高画質PRO」の特徴を山内 日美生氏が紹介してくれた

アーティストを肉眼で見ているようにクリアに再現する点が特徴で、ステージ全体を表示する引きのシーンではアーティストが小さく映り、照明の明かりも強いと光に埋もれがちだが、光のハレーションを除去し、アーティストの部分のコントラストを高めることで、よりはっきり見えるようにすることができるという。

アーティストがアップで映っているシーンは、顔の白飛びを抑えたり、立体感を出すようにくっきりと見せる表現、煌びやかな衣装なども輝くようなコントラスト処理を施しているとのこと。また、明るい部分はピーク輝度を高め、暗い部分を引き締めるといった、コントラストを高める処理を行うことで、例えば会場のライトや観客のペンライトの輝きなども、臨場感豊かな表現にすることができるという。

「推し活するなら、ぜひレグザで!」とアピールするのはクラウド事業センター 中村 さやか氏。推しているアーティストや役者といった固有名詞だけでなく、アニメやゲーム、ドラマやスポーツなどジャンル毎の推し活ができるのも最新レグザの魅力だと明かした。

推し活が捗る機能を多数搭載するレグザ。機能の活用法を中村 さやか氏が説明

「観たいもの、好きなものを『パック』としてお気に入り登録して、おまかせ録画をしておくと、推しが出る番組などをまるっと録画できる機能を備えている。放送中の作品から過去作品、またYouTubeなどVODサービスで配信されている推し関連のコンテンツを一覧で検索できる」と利便性の高さを解説してくれた。

また、アイドルグループの名前をパックとしてお気に入り登録すれば、そのグループに所属しているメンバーだけが出演している作品も自動録画できるようになっていたり、番組を目次のようにリスト化して推しが出演しているシーンだけを見ることができたり、推し活が捗る機能が満載という。さらに外出先からの録画機能も採用されており、LINEからレグザに録画してほしい番組を遠隔で予約できる機能も備えているようだ。

イベントでは、「日常を変える、もうひとつのレグザ。」として、新しくラインナップに加わったレグザ初の4K対応レーザープロジェクター“V7Rシリーズ”も登場した。上位機種「RLC-V7R MAX」、下位機種「RLC-V7R」の2モデルを揃えている。

瓜生隆廣氏はレグザ初のレーザープロジェクターの特徴を語ってくれた

「リビングはもちろん、自室やベッドルームなどでも大画面を楽しめる工夫がなされている4Kプロジェクターを発表した。RGBレーザー光源を搭載しているため色彩表現に優れ、HDRフォーマットも最新規格までフルに対応、そして設置性が高いため6畳でも120インチ、8畳でも150インチの大画面で楽しむことができるモデルである」と商品企画 瓜生隆廣氏が解説。

プロジェクターのスタンド部分は左右360度回転できるため、投写したい壁からプロジェクターを斜めに置いても綺麗な映像を出力可能だったり、垂直方向にも回転させられるため天井に映像を投写できることも特徴だという。

イベント会場では、実際に4K対応レーザープロジェクターの映像を投写していた

4Kレグザで録画した番組を共有できる機能も備えており、アプリ「DIXIM Play」を使用すれば4Kレグザ内の録画番組も再生することが可能だとしている。

イベント会場では、4Kレグザに採用された機能を実際に体感できるブースや、実際にプロジェクターからの映像を観ることができるようになっていた。

「レグザAI快適リスニング」のオン/オフの比較視聴も実演
ベッドルームを想定した環境で、4K対応レーザープロジェクターの映像を体感できた

 

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