レグザ初の4Kプロジェクター「V7Rシリーズ」。3色レーザー光源搭載、Dolby Vision/IMAX Enhancedに対応
TVS REGZAは、スタンド一体型の4Kレーザープロジェクター「V7Rシリーズ」の2モデルを4月25日から順次発売する。ラインナップの詳細と、それぞれの発売日、市場想定価格は下記の通り(表記いずれも税込)。
・「RLC-V7R MAX」:374,000円前後(4月25日発売)
・「RLC-V7R」:297,000円前後(5月中旬発売)


同ブランド初のレーザープロジェクターとして、上位モデル「RLC-V7R MAX(以下V7R MAX)」とスタンダードモデル「RLC-V7R(以下V7R)」の2モデルを展開。光源に日亜化学工業製の3色(RGB)レーザー光源を搭載し、V7R MAXが3000ルーメン(ISO)、V7Rが2000ルーメンの輝度を実現。そして本体はジンバル一体型かつ複数の自動補正機能を備えることで、家庭でも気軽に色鮮やかな明るい映像が楽しめるとアピールしている。



ネット動画で発生するバンディングノイズの補正量(振幅)を調整する「バンディングスムーザー」をはじめ、精細感やノイズレベル、色合いなどの詳細な設定変更や、AIによるシーン補正や超解像など、多数の画質補正機能を装備。映像モードも「FILMMAKER Mode」「映画」「スポーツ」「標準」「ダイナミック」など多様に備える。
こういった画質補正や映像モードの画づくりは、同社でテレビ製品の画質調整も担当しているエンジニアが行っており、アルゴリズムを踏襲している部分も多いという。視聴するコンテンツに合う映像モードを使用することで、より臨場感あふれる映像を楽しむことができるとしている。

サウンド面では、V7R MAXが最大出力40W(10W+10W+20W)の2.1chスピーカーシステム、V7Rは最大出力20W(10W+10W)の2.0chスピーカーシステムおよびパッシブラジエーターを搭載。Dolby Audio/DTS Virtual:Xをサポートしている。

本体は360°回転、ならびに上下約135°の首振りが可能なジンバル一体構造を採用する。加えて、自動台形補正/オートフォーカス/自動障害物回避/壁色自動補正といった各種補正機能を備え、壁や天井などへ気軽に映像を投写できると謳う。推奨投写サイズは65 – 150型、V7R MAXのみ光学ズームにも対応する。


設置場所の自由度が高く、投写距離を2.4 - 4.0mほど確保できれば6 - 8畳の部屋でも100インチ超の大画面を得られるといい、本日4月8日に東京・ベルサール秋葉原で実施されたメディア向け発表会では実際にデモンストレーションを実施。8畳ほどの寝室を想定した空間で、約120インチの映像を投写した。


Google TVを搭載しており、本体をインターネット接続するだけでNetflix/Prime Video/YouTubeなどの動画配信サービスが利用可能。追加のアプリはGoogle Play経由で入手でき、とくにDiXiM Playを使用すると、同じネットワークに接続している同ブランドのテレビ製品(レグザ)のタイムシフトマシン録画や通常録画番組なども視聴できる。
入出力端子はHDMI×2基(うち×1基がeARC対応)、USB×2基、光デジタル出力×1基、ステレオミニ出力×1基を装備。ほかLAN端子×1基を備え、Wi-Fi(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth(v5.3)などのネットワーク接続にも対応する。

外形寸法/質量はV7R MAXが246W×286H×246Dmm/約6.5kg、V7Rが246W×254H×246Dmm/約5.5g。本体には電源ケーブルのほか、リモコン、収納用の布ポーチなどが付属する。

あわせてメディア向け発表会では、レグザのグローバルブランドアンバサダーを務める目黒蓮さんがすべてのレグザ新製品を実際に体験するようすを映したVTRが放映された。
V7Rシリーズについては、「(プロジェクターといえば)もっとぼやけるイメージがあったけど、笑っちゃうくらい綺麗!」と率直な感想を述べ、ライブ映像なども再生できることを聞くと、「欲しいなこれ(笑)」と笑みを浮かべながらつぶやいた。

