WiiM、アンプ内蔵ネットワークストリーマー「WiiM Amp Pro」。DAC刷新で低ノイズ化

エミライは、同社取り扱いブランドWiiM（ウィーム）から、アンプ内蔵のネットワークストリーマー「WiiM Amp Pro」を4月4日（金）より発売する。予約受付は3月28日（金）より開始。価格はオープンだが、税込66,000円前後での実売が予想される。カラーはダークグレーのみ。

 

DACチップを、既存モデルであるWiiM Ampの「ESS 9018 K2M」から、WiiM Amp Proでは「ESS ES9038 Q2M」に変更。WiiM Ampとの比較において、THD+Nは0.0025%（-92 dB）から0.0005%（-105 dB）、SN比は-98dBから-120dBへと改善。よりクリアで豊かなリスニング体験を実現したとする。

アンプ部については、Texas Instruments社製のClass-Dパワーアンプ「TPA 3255」をWiiM Ampから引き続き搭載。コンパクトな筐体ながら、8Ωでチャンネルあたり60W、4Ωで120Wの出力レベルを実現している。サンプリングレートは最大192kHz/24bitまで、フォーマットはMP3／AAC／ALAC／APE／FLAC／AIFF／WAV／WMA／OGGをサポートする。

ARC対応のHDMI端子を装備し、テレビとの接続も可能。加えて、クロスオーバー帯域設定と出力レベルをカスタマイズ可能なサブウーファー端子も備えており、映像コンテンツも迫力のあるサウンドで楽しむことができるとアピールしている。

 

音楽再生機能では、ギャップレス再生機能に対応。内蔵する2基のデコーダーにより、各音楽ファイルのイントロとアウトロに含まれる無音部分を取り除き、シームレスな音楽再生が可能。

イコライザーは、26種類のプリセットEQ／10バンド・グラフィックEQ／4バンド・パラメトリックEQを搭載。入力ソースごとに独立したEQプロファイルを自由に設定することもでき、オーダーメイドしたような再生環境とマルチルームオーディオを構築できるとしている。

これらのEQは、専用アプリ「WiiM Home APP」から簡単に調整可能。また同アプリは、各種音楽ストリーミングサービスへのアクセス、各部屋に置かれたサウンドシステムの音量調整、スピーカーペアリング、お気に入り曲の保存、アラーム設定といった機能の一括管理が可能だ。そのほか、各種音声アシスタントもアプリから利用できる。

筐体は、アルミニウムを採用したコンパクトデザインを前モデルから踏襲。内部にはカスタマイズされたヒートシンクを実装。最適化された放熱性能を保証するという。 

接続面では、2.4GHz／5GHzデュアルバンドのWi-Fi 6に対応。さらに近日のソフトウェアアップデートにて、Wi-Fi 6E（2.4GHz／5GHz／6GHzトリプルバンド）に対応予定とのこと。Bluetoothはバージョン5.3をサポートする。

 

入出力端子は、スピーカー出力×2／サブウーファー出力×1／HDMI ARC×1／光デジタル入力×1／ライン（RCA）入力×1／USB Type-Aポート×1／LANポート×1を装備。

外形寸法は190×190×66mm、本体質量は2.08kg。付属品として、Voice Remote（Bluetoothリモコン）／HDMIケーブル／RCAケーブル／光デジタルケーブル／電源ケーブルなどを同梱する。