HOME > ニュース > ゼンハイザー、“分析的なチューニング” の開放型ヘッドホン「HD 505」。Amazon専売モデル

「HD 550」とは異なるドライバー

ゼンハイザー、“分析的なチューニング” の開放型ヘッドホン「HD 505」。Amazon専売モデル

公開日 2025/03/19 08:00 PHILE WEB編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

ゼンハイザーは、オーディオファイル向けヘッドホン “HD 500シリーズ” の新モデルとなる「HD 505」を、Amazon限定で発売した。価格はオープンだが、Amazonでは税込50,600円にて取り扱われる。

△「HD 505」
 豊かなサウンドステージと軽快な着け心地を兼ね備えるヘッドホンHD 500シリーズに “新しい風を吹き込む” と謳うモデル。同時期に発表となった兄弟モデル「HD 550」とはドライバーユニットが異なり、チューニングも「低音の強調が控えめで、より分析的なサウンド」だと説明。また、上述のとおりAmazon専売となる。
△兄弟機「HD 550」(左)とはドライバーやチューニング、販路も異なる
HD 550
Placeholder Image

心臓部といえるドライバーユニットには、アイルランド工場で製造した自社製トランスデューサーを搭載。ポリマーブレンド素材の振動板と軽量なボイスコイル、さらに「メッシュダンピングリング」を備えている。

メッシュダンピングリングは高域の低めの成分、周波数帯域でいえばおおよそ3 - 4kHzあたりを滑らかに整える効果があり、これによってベースを引き締まった印象で聴かせることができるという。

△ポリマーブレンド素材の振動板と軽量なボイスコイル、そしてメッシュダンピングリングを搭載

ドライバー前方に位置するバッフルは、HD 550同様に透過性が高くオープンな素材を採用。ドライバーと耳の間の隔たりを最小限にすることで、音をユーザーへダイレクトかつ最大限に届けられるよう配慮した。さらに、トランスデューサーを角度を付けて配置する「アングルトランスデューサー」で、まとまりがありつつパノラマのようなサウンド空間の演出を図っている。

イヤーパッドには、こちらもHD 550同様にベロア生地を採用。装着感に配慮しただけでなく、ベロアの表面がフロントで起こるサウンドの反射を吸収し開放感のあるサウンドを生成するという。

△HD 505のイヤーパッドおよびバッフル部

インピーダンスは120Ω、感度は107.9dB(1kHz/1Vrms)で、音量をしっかり取ることができるため様々なデバイスと組み合わせられるとアピール。HD 500シリーズの既存モデルと比較すると、例えば「HD 599SE」がインピーダンス50Ω/感度105.6dBとなっている。

またHD 599 SEと音質傾向を比較した場合、より中域に躍動感があり、伸びのある高域を再現できると同社は説明。「壮大なサウンドステージと正確で分析的なサウンドにより低域から繊細な高域まであらゆる音を高解像度に再現」するとしている。

ほか、ヘッドバンドのデザインを改良して側圧を低減。さらに重量は237gという軽さも実現し、これらによって装着感を向上させた。デザイン面では、コッパ―(銅)カラーのロゴをあしらっている点が特徴となる。

周波数特性は12Hz - 38.5kHzで、THDが<0.2% (1 kHz / 90 dB SPL)。

ケーブル長は180cmで、プラグは3.5mmステレオミニ。6.3mm変換アダプターとキャリングポーチが付属する。

  HD 550 HD 505
インピーダンス 150 Ω 120 Ω
周波数特性 6Hz – 39.5kHz​ 12Hz - 38.5kHz
感度 106.7 dB(1kHz/1Vrms) 107.9 dB(1kHz/1Vrms)
本体質量 237 g 237 g

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク