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「冬のヘッドフォン祭mini 2025」にて試聴機を用意

オリオラスジャパン、中国NiPOブランドの取扱開始。旗艦DAP「N2」を1/30発売

公開日 2025/01/30 00:00 編集部:松永達矢
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オリオラスジャパンは、新たに中国のオーディオブランドNiPO(ライポ)の取り扱いを開始。第1弾製品として、ブランドのフラグシップDAP「N2」を、本日1月30日(木)から順次発売する。価格はオープンだが、税込410,300円前後での実売が予想される。

NiPO「N2」

NiPOは、中国・深センに拠点を構えるオーディオブランド。ブランド名は、古典パズルである「Nine-dot Puzzle」の9つの点(Nine Point)に由来し、固定観念にとらわれない発想力と革新的な設計哲学を象徴しているという。

この度発売されるN2は、国外で高い評価を受けたという前モデル「N1」の成功を礎に、4年の歳月をかけて開発をおこなったとするフラグシップDAP。N1の掲げた「音の忠実な再現」という理念を継承し、さらなる進化を遂げたとアピールする。

アナログ部の中核として、3つの独自技術を統合したアーキテクチャー「ULA(Superlinear Full-Path Discrete Amplification Technology)」を採用。厳選したトランジスターにより歪み/ノイズを徹底的に排除したカレントミラーI/V回路(CMMT)、100個のリレーを組み合わせて精密な音量調整を追求した電流型ボリュームコントロール(DRVC)、そしてあらゆる接続機器に最適な出力が可能だと謳う、6Aスーパーリニア相補型トランジスター8ペアを使用した完全ディスクリート/無帰還アンプ「SLEA(Superlinear Earphone Amplifier)」を備え、最大出力は2,530mW(@32Ω、4.4mバランス)を実現させた。

DACチップには、ESS「ES9039PRO」を搭載し、PCM 384kHz/32bit、DSD256(11.2MHz)までの再生に対応。7種類のデジタルフィルターを切り替えることができ、音質カスタマイズが可能となっている。出力端子は3.5mmアンバランスと4.4mmバランスの2系統を搭載する。

出力は3.5mmアンバランスと4.4mmバランスの2系統を搭載

基板は10層HDI技術を活用したPCBシールド設計で、ノイズ抑制性能と信号安定性を向上。さらに独立したシールドで分離したモジュール構造を取り入れ、クロストークや信号干渉を防ぎ超低ノイズ(1.3μV @ 2Vrms)を実現。微細な音のニュアンスまで忠実に再現され、透明感ある楽器やボーカル表現を楽しめるとしている。

プロセッサーは4コアA73+4コアA53の8コアCPU、メモリは低消費電力のLPDDR4 6GBを搭載。OSはAndroidをベースとした独自開発のものを採用し、スムーズでシームレスな操作性を提供するという。また、128GBのストレージと、microSDカードスロットも内蔵する。

大きめのボタンを片側に集中配置し、デザイン性と操作性の両立を図った

連続再生時間は最大13時間で、最大1,600時間のスタンバイ表示に対応するロングライフバッテリーを採用。ほか、デュアルバンドWi-FiとBluetooth 4.1(AAC/SBCコーデック)に対応する。外形寸法は74W×139H×19.7Dmm、質量は約348g。付属品として専用の保管ケースと保護ケース、保護フィルムなどを同梱する。

microSDカードによるストレージの拡張にも対応する

なお本モデルは、2月8日(土)にステーションコンファレンス東京にて開催される「冬のヘッドフォン祭mini 2025」にて試聴機が出展される。

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