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「フローティングフィットシステム」採用

ラディウス、ネックバンド型“ながら聴き”イヤホン「HP-H100BT」。独自構造で装着感や音質向上図る

公開日 2023/12/08 13:22 編集部:小野佳希
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ラディウスは、耳をふさがないオープンイヤー構造の“ながら聴き”ネックバンド型ワイヤレスイヤホン「HP-H100BT」を、12月中旬に発売する。ブルーグレーとブラックの2色をラインナップし、税込8,980円前後での実売が予想される。

HP-H100BT

ネックバンドの張力によるソフトな圧力に加え、リング形状のシリコン製イヤーピースで筐体の装着位置を浮遊した状態で安定させる独自構造「フローティングフィットシステム」を採用。筐体から伸びるリング形状のイヤーピースが耳甲介にぴったりと収まるようにすることで、耳の大きさや形状に関係なく、耳から浮遊したドライバーユニットを内蔵する筐体を理想的な位置に保持するという。

2色のカラーバリエーションを用意

同社では、一般的なネックバンドやフックを耳にかけて着用するオープンイヤー型イヤホンでは「頭部の動きによって筐体が定位置から容易に動いてしまい、ドライバーユニットの発する音の方向を保つことが難しいため、特にランニングなどで安定した音楽体験が得られないという課題がある」と指摘。

それに対して、本機では「フローティングフィットシステム」によって耳が受け取る音の方向を安定させることで、ランニングやエクササイズでも筐体位置のずれや音質の変化によるストレスを感じることがなく、オープンイヤー型イヤホンとは思えないほど臨場感あふれる高音質再生を実現したとアピールしている。

装着イメージ

なお、リング形状のイヤーピースは、支柱部分を土台として筐体から離れた位置に固定。中心の貫通孔を通じて、耳を完全に塞ぐことなくドライバーユニットの発する音と周囲の音を同時に聞くことができる構造にしている。また、フィン形状を採用することで安定感の向上を図っているほか、S/M/Lの3サイズを用意し、フィット感に合わせて交換可能できるようにもしている。本体は質量約20gと、ネックバンドタイプとしては軽量で、特にアクティブなシーンで使用する際の着け心地に配慮している。

イヤーピースが耳甲介にぴったりと収まる構造によって装着時の安定性を高めているという

カーボンファイバーペーパードーム振動板を使用した14.8mmのダイナミックドライバーを搭載。高剛性で軽量かつ寸法安定性に優れるというカーボンファイバーペーパーをTPU振動板のドーム部に貼付することで、伝搬速度と内部損失の理想的なバランスを実現したと説明している。カーボンファイバーペーパードームとTPUエッジのしなやかなストローク性能により、付帯音の少ない豊かな低音と繊細な中高音を両立したという。

筐体内部構造

バッテリー性能は最大11時間の楽曲再生が可能。充電には付属の専用マグネット式充電ケーブルを使用し、約1.5時間でフル充電できる。

2台のデバイスに同時接続できるマルチポイント機能にも対応するほか、IPX4相当の防滴性能も装備。通話機能においては、ビームフォーミング技術と、人の声と環境音を自動的に識別するAI技術との2つのノイズリダクション技術によって、クリアな音声通話を実現したとしている。

ネックバンド部は形状記憶になっており、装着していないときは円形に折りたたまれる仕様。これによってかさばりを解消し、付属のケースに収納することでコンパクトに持ち運べるように配慮している。

Bluetoothのバージョンは5.3で、コーデックはAACとSBCに対応。再生周波数帯域は20Hz-20kHzで、出力音圧レベルが116±3dB。上述のとおりS/M/L 3サイズのイヤーピースや専用ケース、専用充電ケーブルが付属する。なお、充電ケーブルは故障や紛失などに備えてオンライン直販にて単品販売も行う。

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