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音楽を聴きながら演奏することも可能

ヤマハ、0.004秒以下の“超低遅延”ワイヤレスヘッドホン「YH-WL500」。楽器演奏用に開発

2023/04/14 編集部:松永達矢
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ヤマハは、独自の高速ステレオワイヤレス通信技術を搭載し、0.004秒以下の超低遅延接続を実現した楽器演奏用ワイヤレスヘッドホン「YH-WL500」を5月に発売する。価格は49,500円(税込)。

「YH-WL500」

同社の独自技術によって再生遅延0.004秒(4msec)以下を実現した高速ステレオ通信に対応。有線ヘッドホンと遜色のない演奏体験を提供するとアピールしている。ギターアンプやマルチエフェクター、電子楽器などのヘッドホン端子にヘッドホン台座部(トランスミッター)を有線接続することで、最適な無線チャンネルを自動設定。楽器演奏に最適化された高音質なステレオサウンドをワイヤレスで楽しむことができるという。

本モデルの特長である再生遅延0.004秒以下を実現させた独自の超低遅延接続は、Yamaha Guitar Group, Inc.のブランド「Line 6」が長年培ってきたワイヤレス技術とヤマハのオーディオ技術を結集し開発されたもの。2.4GHz帯を使い、24bit相当の独自方式でワイヤレス伝送される。

電子楽器のワイヤレストランスミッター機能を兼ねるヘッドホン台座部

なお、標準的なリスニング用のBluetoothヘッドホンの再生遅延は約0.1秒から0.2秒程度とされているとのことで、楽器演奏において許容できる遅延ではなく、これまでBluetooth接続を用いたワイヤレスヘッドホンは楽器演奏用には不向きとされてきたと同社は説明している。

ヘッドホン本体は、長時間の演奏に配慮してセミオープン型の設計を採用。ユニット部は40mm径ダイナミックドライバーが搭載される。連続再生時間は最大約9時間となる。

セミオープン型の設計を採用し、長時間の演奏に配慮

上記したトランスミッターを介した電子楽器との無線接続機能とは別に、Bluetoothによる接続機能も搭載。スマートデバイスとの接続による楽曲再生や、音源を再生しながら自分の演奏をヘッドホンで同時に聴くこともできる。Bluetoothバージョンは4.2、コーデックはSBC、プロファイルはAVRCP/A2DPをサポートする。

周波数特性は、20Hz - 20kHz。ヘッドホンの質量は315g。付属品として3.5mmステレオミニケーブル(2m)と6.35mm変換プラグ、USBケーブル(Type A to C)、ACアタッチメントプラグ付きのUSBパワーアダプターを同梱する。

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