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小型筐体にOLEDディスプレイを搭載

FiiO、超小型USB DAC内蔵ヘッドホンアンプに新フラグシップモデル「KA5」

2023/04/13 編集部:松永達矢
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エミライは、FiiOよりUSB-DAC内蔵ヘッドホンアンプの新フラグシップモデル「KA5」を4月21日(金)から発売する。価格はオープンだが、税込22,000円前後での実売が予想される。

「KA5」

3.5mm/4.4mm二つのヘッドホン出力を備え、回路にオーディオ用オペアンプを二基搭載することで、オーディオプレーヤーに迫る高品位再生を実現した超小型USB DAC内蔵ヘッドホンアンプのフラグシップモデル。

2月に開催された「冬のヘッドフォン祭 mini2023」で初出展されたアイテムが正式に案内される格好だ。

DACチップとして、Cirrus Logic社が定めた厳しい水準を達成するMaster HIFI DAC「CS43198」をデュアル構成で採用する。このチップを採用することで、バランス接続/32Ω負荷時、S/N比:128dB以上、THD+N:0.00037%未満、ノイズフロア:1.8uV未満という驚異的なパフォーマンスを実現。入力時の対応サンプリングレートは最大PCM768kHz/32bit、DSD256。出力時はPCM192kHz/32bitとなる。

DACチップとしてCirrus Logic「CS43198」をデュアル構成で採用

入力端子はUSB-Cを採用しており、バスパワー駆動方式を採用するとともにUSB Audio Class 1.0/2.0に両対応。Android/iOS/Windows/Macなどの様々なOSのデジタル機器やゲームコンソールなど、USB Audio Class 2.0規格に対応しない端末との接続互換性を有する。

内部コンポーネントも無電解金メッキ仕上げを施した6層の基板や、超低ノイズのオーディオ用オペアンプを採用。フラグシップモデルに相応しい高品位な再生を実現しながら、バランス出力時(32Ω負荷時)には最大265mWの出力を発揮する。

筐体は高い質感を感じられるアルミニウム合金による金属製フレームに、ガラスパネルを取り付ける。再生中のオーディオフォーマットや音量、ゲイン、デジタルフィルターといった設定内容を直感的に確認できるOLEDディスプレイを搭載。側面に備えられた物理ボタンによって音楽の再生/一時停止や設定変更の操作が可能となっている。

様々なデバイスとの接続互換性を確保した

ボタン動作にはボタンの短押し、長押しで異なる動作をアサインした「Aモード」「Bモード」の設定を用意。ユーザーの好みの方式を選ぶことができる。さらに、Android OS向けアプリ「FiiO Control」のデバイス設定機能からは5種類のフィルターの選択、ゲインのHigh/Low切り替え、チャンネルバランス調整など詳細な設定を行うことができる。

3.5mm接続時の最大出力は136mW@16Ω、4.4mm接続時の最大出力は先述の通り265mW@32Ω。周波数応答は20Hz - 50KHz(クロストーク≤0.2dB)。

外形寸法は56.3×22×12mmで、質量は約19g。付属品としてUSB-A to Type-Cアダプター、USB Type-C to Type-Cケーブル、USB Type-C to Lightningケーブル、クイックスタートガイドを同梱する。

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