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「啓明星 - VENUS」は直径100mm「サブナノメートル振動板」を搭載

水月雨、平面磁界型ヘッドホン「啓明星 - VENUS」と独自ダイナミック型搭載モデル「空鳴 - VOID」

公開日 2022/12/28 00:00 編集部:伴 修二郎
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合同会社地球世界は、水月雨(MOONDROP)より100mm平面磁界型ドライバーを搭載したヘッドホン「啓明星 - VENUS」、独自開発のダイナミック型ドライバーを搭載するヘッドホン「空鳴 - VOID」を本日12月28日に発売する。価格はオープンだが、啓明星 - VENUSが95,000円前後、空鳴 - VOIDが30,400円前後での実売が予想される(表記いずれも税込)。

「啓明星 - VENUS」

「空鳴 - VOID」

「啓明星 - VENUS」は、直径100mmで厚さわずか2μmの「サブナノメートル振動板」を搭載する平面駆動型ヘッドホン。振動板のプリント回路には厚さ1μmの純銀を使用。大きな振動板面積でダイナミクスを高め、豊富なディテールをもたらしたとアピールする。

18+18で計36個の高残留磁束密度 N52ネオジムマグネットにより構成される「N52 グリッドマグネットアレイ」を搭載。FEA有限要素シミュレーションで最適化し、振動板と平行した均一な磁場分布を実現したことで、振動板の分割振動や非線形振動を抑制する。

複合式高周波導波構造を採用し、グリッドマグネットアレイが高周波音波の伝達に与える位相干渉を可能な限り抑制し、磁気回路の体積や能率への悪影響を回避する。

特許取得済のドライバー・ハウジング一体構造により全体の重量を可能な限り減らし、メンテナンス対応や振動板の交換にも配慮する。ヘッドバンドは調整機能付きで、伸縮性のあるストラップが頭にフィットし、快適に装着できる。

伸縮性のあるストラップを使用

ケーブルには、3.5mmステレオケーブルとLitz 6N OCC・銀メッキを採用した4.4mmバランスケーブルを付属し、6.3mm変換プラグも同梱する。周波数帯域は6Hz - 80kHz、インピーダンスは18Ω+15%(@1kHz)、感度は100dB/Vrms(@1kHz)。

「空鳴 - VOID」は、開発期間に約3年をかけた、独自開発の50mmダイナミック型ドライバーを搭載するオープン型モニターヘッドホン。同ブランド独自の専用金型一式を使用してパーツをつくることでコストを抑制するとともに、各パーツは緻密に設計・調整され、フラグシップレベルの性能を実現したとアピールする。

フラグシップレベルのドライバー性能を発揮

ドライバーには、最適化された内磁型磁気回路を採用。振動板の各部分の振動面積のバランスに配慮し、FEA有限要素シミュレーションで磁気回路の幾何学的構造を最適化。高い効率を発揮し、音質面でも広いダイナミックレンジや豊かなディテールを表現するという。

振動板には柔性エッジと金属メッキドームを組み合わせ、伸びの良い高域に加え、優れたレスポンスや質感を備えた低・中域を実現する。

本体は軽量設計ながら高い耐久性を備え、快適な装着感を実現する。プラグは3.5mmステレオミニ。周波数帯域は10Hz - 80kHz、インピーダンスは64Ω±15%(@1kHz)、感度は110dB/Vrms(@1kHz)。

軽量設計に加えて高い耐久性を備える

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