HOME > ニュース > ご当地イヤホン「鯱 -SHACHI-」が旬、e☆イヤホン名古屋大須店に行ってきた

中京圏随一のイヤホン・ヘッドホン専門店

ご当地イヤホン「鯱 -SHACHI-」が旬、e☆イヤホン名古屋大須店に行ってきた

公開日 2022/08/03 07:00 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
2015年10月にオープンし、まもなく7年目を迎える「e☆イヤホン名古屋大須店」。中京圏随一のイヤホン・ヘッドホンのラインナップを誇るこのお店にお邪魔させてもらったので、店舗の様子をレポートしよう。

e☆イヤホン 名古屋大須店。完全ワイヤレス、有線イヤホン、DAP、高級ヘッドホン、アクセサリー類とオールジャンルのイヤホン関連アイテムを取り揃えている

e☆イヤホン名古屋大須店は、名古屋市の中央に位置する中区大須の商店街の中に店を構える。店が入る「大須301ビル」は、B1Fはドン・キホーテ、他のフロアにもスマホショップやアパレル、メイドカフェなどが入居しており、若者たちが集まるド派手で活気に溢れたエリアとなっている。

e☆イヤホンが入居するビルの入口。活気あふれる大須商店街の中ほどに位置する

お店では、新製品はもちろんのこと、中古の買取・販売やカスタムIEMのオーダー、修理やカスタマイズなど幅広いサービスを提供している。音楽リスニングはもとより、オンライン会議などでも活躍する完全ワイヤレスイヤホンの売れ筋ラインナップから、注目のDAPや有線イヤホン、リケーブル類、ゼンハイザーやMEZE AUDIOといったハイエンド志向の高額ヘッドホン、ゲーミング関連アイテムなども取り揃えている。

名古屋大須店の店長は、オープニングスタッフとして入店したという「マッツ」こと松浦 結さん。料理と筋トレとサウナが大好きというアクティブな松浦さん、名古屋大須店ならではのこだわりを尋ねると、「それぞれ個性的なスタッフがいることです!」とスペシャルな笑顔をみせてくれた。

名古屋大須店店長のマッツこと松浦 結さん

お店のポップなどのデザイン周りを一手に引き受け個性的な店作りをサポートするスタッフ、中古の買取店などより専門的な知識が豊富なスタッフ、修理やカスタムIEMにもそれぞれ専門の担当スタッフが在籍しており、利用者のさまざまな要望をヒアリングしてオススメのアイテムを教えてくれる。音楽の趣味も非常に個性的で、ボカロマニアからゲーム好き、プログレファンまで、音楽の好みはバラバラだが、イヤホンと音楽が好き!という熱い思いを持つスタッフが揃っているというのだ。

ゲーミング関連アイテムも充実

高額なDAPや有線イヤホンも引き続き人気が高い

e☆イヤホン全店舗に言えることだが、この名古屋大須店も、展示製品は全機種試聴することができる。「あのイヤホンとあのリケーブルの組み合わせを試したい!」「手持ちのDAPと相性の良いヘッドホンを探したい!」「イヤーピースで本当に音が変わるの?」といった細かいリクエストにも答えてくれるのはe☆イヤホンならではの強みである。

松浦さんに現在のイチオシ製品を尋ねると、「なんといっても今は、intimeのご当地イヤホン『鯱 -SHACHI-』です!」と大プッシュ。「やはり名古屋を代表するものといえば名古屋城の金のシャチホコだろう、ということで鯱と命名しました。コンセプトやカラーなどの大まかな方向性を決め、音についてはうちのスタッフの “お嬢” がかなり追い込んでくれました」と開発の経緯を教えてくれた。

ご当地イヤホン「鯱」のド派手な装飾も店舗スタッフの手作り

ちょうどお店に出勤していた“お嬢”さんにも、「鯱」へのこだわりを聴いてみた。

「まずは何より、多くのお客さんのお話を聴いて、男女も年齢も問わず多くの人に愛されるモデルを目指してチューニングを行いました。特にこだわったのが低域の沈み込みと、中高域のヌケの良さの部分です。フィルターなどを調整して音質を追い込んでいくのですが、試作モデルが出来上がった時、その時もかなり良い所まで来ていたのですが、最後にひと言『水滴をもう一滴!』ってお願いしたんです。そうして完成したモデルを聴いたら、もう本当に私の狙った通りの音になっていて感激しました」

「鯱」の音質チューニングに関わった“お嬢”さん

実際に「鯱」の音を聴いてみると、名前からパワフルなサウンドをイメージしていたが、むしろナチュラルで耳当たり柔らかな質感が非常に印象的。豊かな中域でヴォーカルを魅力的に聴かせてくれながらも、ベースの沈み込みはグイグイと迫ってくる。かといって押し付けがましいところはなく、極めて自然に音楽の楽しさを伝えてくれる。まさにイヤホン沼の “最初の一本” としても楽しめそうなサウンドだ。

イヤホン本体も軽くて耳への収まりも良好。リケーブルにも対応する

「ステム部分のパーツには真鍮を使いたい、というのも絶対に譲れなかった部分です。エージングによってもどんどん音がこなれてくるので、お店においている試聴機はかなり時間をかけてエージングを追い込んだものになっています。この実力をぜひ店頭で皆さんに聴いていただきたいですね!」

ご当地イヤホンは、名古屋の他に仙台、秋葉原、大阪の3店舗で展開されているが、いずれもリアル店舗限定発売で、オンライン販売も行っていない。7月10日に発売となったモデルだが、すでにSNSでは「全種類コンプした!」というコアなファンの報告も(なお、仙台駅前店限定モデルの「杜 -mori-」はすでに完売)。

名古屋大須店に訪れる方の傾向について尋ねると、「やはりコアなお客様が多いです」とは松浦さんの言。DAPや有線ヘッドホンへの関心の高さはもちろん、高額なヘッドホンや据え置きヘッドホンアンプなどの動きも好調だという。カスタムIEMについても定期的にインプレッション採集会を実施するなど、初めての人から複数台所有者まで、きめ細やかな対応を行っている。

欲しいサウンドがきっと手に入るイヤホン・ヘッドホンのテーマパーク。中京圏に立ち寄りの際は、e☆イヤホン 名古屋大須店にもぜひ一度足を運んでほしい。

■SHOP INFORMATION
e☆イヤホン 名古屋大須店
〒460-0011
愛知県名古屋市中区大須3-30-60 大須301ビル 2F
地下鉄名城線・鶴舞線「上前津駅」9番出口より徒歩2分
お問い合わせ:0570-08-1118(受付時間 11:00-20:00)
営業時間:11:00〜20:00 年中無休

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE