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ドライバーや付属ケーブルも刷新

THIEAUDIO、チューニングを改良した9ドライバー/ハイブリッド型IEM「Monarch MKII」

公開日 2022/06/15 00:00 編集部:松永達矢
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ナイコム(株)は、同社取り扱いイヤホンブランド「THIEAUDIO」(セーオーディオ)より、EST(静電型)ドライバー/BAドライバー/ダイナミックドライバーを搭載するハイブリッド型イヤホン「Monarch MKII」を本日6月15日より発売する。価格は173,800円(税込)。

「Monarch MKII」

高い評価を受けたという前モデル「Monarch」をベースに、ドライバーの刷新やチューニングの改良を施したというハイブリッド型イヤホン。ローパスのクロスオーバーを150Hzから200Hzに変更することで低域のレベルを適正化したほか、中高音域なども調整を重ね、よりバランスの取れた完成度の高いサウンドを追求したとアピールしている。

ドライバー構成は、Sonion製のESTドライバーを2基、Sonion製/Knowles製のBAドライバーを計6基、10mmコンポジットダイアフラムダイナミックドライバーを1基、計9基ものドライバーを搭載する。

新開発のコンポジットダイアフラムドライバーは、振動膜の張力と磁石の強度を飛躍的に向上させることで、極めて高い応答性を実現。低音域の再生に特化した設計により、サブウーファーとしてキックドラムやベースラインのパンチをよりタイトでインパクトあるものにするという。

6基のBAドライバーのうち、2基はサブウーファー用としてダイナミックドライバーと対を成すように配置。低域とその他の周波数スペクトラムの間に自然な一貫性を持たせたとする。また、4基のBAドライバーは中音域に配置することで、前モデルの特徴であった「極めて正確でニュートラルな中音域」をさらに強調。歪み/解像度/透明度/明瞭度を大きく改善したとのこと。

ESTドライバーは最新世代のユニットを搭載すると共に、配置位置を見直すことでチューブの不要共振を最小限に抑制。これにより、高音域をより均一かつ細部まで再現することが可能になり、音楽にきらめく空気感や高解像度の雰囲気が感じ取れるようになったとしている。

付属ケーブルの「ESTケーブル」においてもアップグレードを実施。導体となる超高純度銀メッキ26AWG OCC 銅リッツ線に追加の素線を組み込むことで、やや肉厚な感触と豊かなサウンドを実現。パラコードを柔らかく編んだ素材により、物理的な質感も高めた。

付属ケーブルは独自の「スマートスイッチ」を備え、プラグを付け替えることが可能

加えて、ケーブルの再生機器側端子には独自の「スマートスイッチ」機構を搭載。先端を交換するだけで、4.4mmバランス/2.5mmバランス/3.5mmアンバランス接続の3通りに対応できる。ほか、イヤホン側端子である2ピンコネクターについても、IEMとのフィット感を向上させるよう改良を図っている。ケーブル長は約1.2m。

周波数特性は20Hz - 20kHz、感度は108dB、インピーダンスは36Ωとなる。付属品としてキャリーケース、クリーニングクロス、イヤーピース2種(S/M/L各1ペア)を同梱する。本体質量は4g。

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