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高精度な測位記録を活用

ケンウッド、“彩速ナビ”と連携するデジタルルームミラー型ドラレコ「DRV-EMN5700」

公開日 2022/03/03 14:23 編集部:伴 修二郎
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JVCケンウッドは、ケンウッドブランドの “彩速ナビ” と連携するデジタルルームミラー型ドライブレコーダー「DRV-EMN5700」を3月下旬より発売する。価格はオープンだが、税込55,000円前後での実売が予想される。

「DRV-EMN5700」

同社のAVナビゲーションシステム “彩速ナビ” 「TYPE S」シリーズの2022年モデルと連携して、ナビ本体のGPSや各種センサーによる高精度な自車位置情報を活用した測位記録が行える。録画中の映像をナビの地図画面上にPIP(ピクチャーインピクチャー)にて再生しながら、地図上の自車の走行位置や軌跡を同時に確認することも可能だ。

デジタルルームミラーには、11型IPS液晶モニターを採用。本機リアカメラの撮影映像をリアルタイムに大画面に映し出すことができ、荷物や車体などで生じる死角が少なく、より広い視界で後方確認が行える。また、液晶モニターにはタッチパネル液晶を採用し、2カメラの表示エリアの調整のほか、前方/後方の画面表示切り替えや明るさ調整ができる。

ドライブレコーダーとしてはフロント/リアの2カメラ構成で、前後両方の撮影に対応。2カメラともに暗所の撮影に強い高感度CMOSセンサー「STARVIS」を搭載し、夜間やトンネル内といった暗いシーンでも明るく鮮明な撮影が可能。また、「F1.55レンズ」を採用するほか、高精細なフルハイビジョンでの録画や、「HDR機能」に対応しており、逆光などの明暗差の大きなシーンでも、明瞭な映像記録が可能としている。

レンズ面イメージ

リアカメラ

フロントカメラは、国内で多い右ハンドル車のドライバーと同様の視点で録画可能な「右側カメラ仕様スライド式フロントカメラ」を採用。スライドすることで、純正のルームミラーへの取付も可能だ。

機能面では「音声コマンド機能」を搭載し、走行中ハンドルから手を放さずに発話による基本操作が可能。音声コマンドは、緊急時などに手動録画を開始する「録画開始」のほか、静止画撮影が可能な「写真撮影」、表示画面を切り替える「表示切替」の3つの音声に対応する。

また、様々な車両状況を記録する録画モードも搭載。エンジンのオン/オフに自動で録画が連動する「常時録画」、Gセンサーによって突発的な衝撃や急激な速度変化などを検知すると自動録画を開始、常時録画とは異なるフォルダに記録される「イベント記録」、常時録画中に発話および手動で録画ボタンを押すと、常時録画とは異なるフォルダに記録される「音声コマンド/手動録画」、同梱の車載電源ケーブルを使用して駐車時に動体や衝撃を検知すると、自動的に最長約10時間の録画が可能な「駐車監視録画」といった全4つのモードを備える。

ドライブをサポートする「運転支援機能」も搭載。走行中に車線を逸脱した際の「車線逸脱警告」、走行中に前方車両と安全な距離が保たれていない際の「前方衝突警告」、停車中に前方車両が発進して離れた際の「発進遅れ警告」、走行中に後方車両との安全な車間距離が保たれていない際の「後方急接近警告」、徐行中や一時停止中に歩行者が前方に接近した際の「歩行者検知警告」、録画開始から設定時間になると警告音を鳴らす「リフレッシュ通知」を備える。

ほか、SDカードのエラーを未然に防止する「SDカードメンテナンスフリー機能」や、録画されたファイルの破損を防ぐ「スーパーキャパシター」、LED信号機の無点灯記録を防止する「LED信号機対応」、地上デジタル放送への電波干渉を抑制する「地デジ干渉対策」など各種機能も搭載している。

取り付けには専用の固定バンドで幅広い車種のルームミラーに装着可能な「バンド式装着」を採用。車内後席の確認時など、電源ボタンを押すことで通常のルームミラーへと切り替えられる。また、Windows/Mac PCで詳細なドライブ情報を確認できる専用ビューアーソフト「KENWOOD DRIVE REVIEWER DC」の用意や、一律4万円の補償金が支払われる交通事故時のドライブレコーダー買替補償金制度に対応する。

記録メディアに最大容量256GBまでのmicroSDカードに対応し、Class10以上を推奨。外形寸法/質量は、フロントカメラが290.2Wmm×94.2Hmm×26.1Dmm/486g、リアカメラが73.3Wmm×26.8Hmm×39.9Dmm/32g。

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