HOME > ニュース > FiiO、ESS製DACチップで性能向上を図った中核DAP「M11 Plus ESS」。最大出力やバッテリー持ちが強化

新DACチップに合わせたブラッシュアップを実施

FiiO、ESS製DACチップで性能向上を図った中核DAP「M11 Plus ESS」。最大出力やバッテリー持ちが強化

公開日 2022/02/18 10:00 編集部:杉山康介
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
エミライは、同社が取り扱うFiiOブランドから、DAP「M11 Plus ESS」を2月25日より発売する。価格はオープンだが、税込97,900円前後での実売が予想される。

M11 Plus ESS

昨年、数量限定生産モデルとして発売したDAP「M11 Plus LTD」のDACチップを、ESS製オーディオ用ハイスペックチップ「ES9068AS」2基に変更し、さらなる性能向上を実現したという後継モデル。

DACチップをESS製「ES9068AS」に変更し、更なる性能向上を実現したという

ヘッドホンアンプには、前モデルから引き続きTHX社独自のアンプ回路技術「THX AAA-78」を採用しつつ、新たなDACチップに合わせてD/Aセクションをブラッシュアップ。ローパスフィルターのオペアンプを「OPA927」に変更したほか、従来ボリューム調整用ICで行っていた音量調整機能をDACチップに受け持たせることで、ボリュームIC回路を廃止した。

これにより、2.5mmバランス接続時の最大出力が588mWから660mW(32Ω)に強化され、またS/Nは120.5dBから126dBに、THD+Nは0.00146%未満から0.00085%にそれぞれ向上。その一方で、DACチップの低消費電力化により連続再生時間は最大約10時間から約14時間へと伸長している。

そのほか、3.5mmアンバランス/2.5mmバランス/4.4mmバランスの3系統のヘッドホン出力端子や、Qualcomm製8コアSoC「Snapdragon 660」、第4世代FPGA+NDK製フェムト・クロック水晶発振器による「デジタル・オーディオ・ピューリフィケーション・システム」、モジュール型設計、セパレート設計電源回路といった基本構成は前モデルより踏襲。PCM 384kHz/32bitおよびDSD 11.2MHzまでの再生、MQAのx8デコード、車載モードといった機能も引き続き対応している。

外形寸法は136.6×75.7×17.6mmで、質量は295g。なお、前モデルの専用レザーケース「SK-M11 Plus LTD」は、本製品でも使用可能となっている。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク