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テレビシアター人気も健在

映画や音楽を「もっと良い音で楽しみたい!」ニーズが広がる <販売店の声・売れ筋ランキング4月>

公開日 2021/05/31 14:31 PHILE WEB ビジネス編集部・竹内純
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各モニター店のご協力のもと提供している「月間売れ筋ランキング」。売れ筋データと共に届けられた、最前線からの熱い声をお届けする。

■映画や音楽を良い音で楽しみたいニーズが広がる
4月になってから、静岡ではあまり新型コロナの感染者は増えてはいなかったのですが、首都圏や大阪近郊、愛知県等に緊急事態宣言やまん延防止が出された影響が少なからずあるようです。まだまだ安心して外出ができないためか来店数も少な目でした。しかしその一方では、コロナが収束するまでまだまだ時間がかかることから、きっと家に居る時間はこれからも多くなるだろうと、映画や音楽を良い音で楽しみたいニーズが広がっています。

先日、来店された藤枝市のお客様は、AVアンプやスピーカーを買い替えて、今あるホームシアターを11.2chにグレードアップされました。また、「2チャンネルでテレビの音を良くしたい」とマランツの「NR1200」にアンフィオンの「Argon0」を組み合わせて購入されたお客様もいらっしゃいました。テレビも音楽も、おうち時間をもっと良い音で楽しみたいと考えるお客様は想像以上に多いのではないでしょうか。(Tsubaki Audio)

テレビの音を良くして楽しむ2チャンネルのシステムとして人気を集めるマランツ「NR1200」。

同じくアンフィオンの「Argon0」。

■ヤマハ「NS-3000」のライバルを待望
4月はデノンの売れ筋モデル「DCD-2500NE」「PMA-2500NE」や110周年記念モデルとして話題を集めている「DCD-A110」「PMA-A110」などが軒並み不振でした。スピーカーではB&W「800D3」の最後の入荷となるモデルをお買い上げいただきましたが、次世代モデルがはっきりしていないのが気に掛かります。ヤマハのスピーカー「NS-3000」は相変わらず好調ですが、現時点でのライバルと目されていたB&W「805D3」は後継モデルが不在。TAD「TAD-ME1」は値上がりで価格差が大きくなってしまうなど、ライバル勢の奮起を期待したいところです。(テレオン)

テレオンで好調なヤマハ「NS-3000」。

■テレビシアターに勢い見られるもプロジェクターが減少
オーディオでは、アクセサリーは高額なものを購入されるリピートのお客様に支持されています。一方、コンポーネントは販売数があまり期待できず、そうした中での購入実績も、高額な組み合わせから中古で組み合わせて安く済ませるものまで多種多様です。ビジュアルでは相変わらずテレビの納品は多いのですが、プロジェクターやAVアンプ、5.1chのシステムまではなかなか発展しません。新築でのホームシアター案件も4月は皆無。これから新築されるお客様ではプロジェクターの案件もありますが、ここでも予算を十分に回せず、テレビシアターに落ち着くケースが多くなっています。

4月末ぐらいまでは工事や中古の引き取りなど結構忙しかったのですが、ゴールデンウイーク突入と共に外出自粛などで来店客は目立って減少しています。メーカーのセールスさんもなかなか来店できず、「イベントあっての専門店なのだなあ」とかつての日常がとても懐かしく、大切なものだったことを痛感させられます。愛知も緊急事態宣言に入り、不安な日々が続いています。こういう時こそ、これからの販売に向けた勉強に貴重な時間を費やすときですね。(第一無線)

■厳しい環境下だが、カメラ・写真業界を盛り上げていきたい
一部都府県に緊急事態宣言が出されました。そのようななか、一眼レフの新製品ペンタックス「K-3 Mark III」が売れ筋上位にランクインしました。ライカのレンジファインダーのように、一眼レフはペンタックスということになりそうです。ミラーの存在も小さいため、小型のリミテッドレンズと組み合わせれば、大型化の顕著なミラーレスよりもむしろ小さいくらいです。ミラーレスに舵を切ったニコンとキヤノンはそちらでしっかりと頑張ってもらいたいです。カメラ雑誌の廃刊がまた発表されました。メーカーの広告が減ったことも一因のようです。このような状況下ですが、カメラ・写真業界を盛り上げていきたいですね。(ヨドバシカメラ)

鋭い立ち上がりを見せたデジタル一眼レフの新製品ペンタックス「K-3 MarkIII」。

■ペンタックスのデジタル一眼レフ「K-3 Mark III」が大きな支持を集める
大きな動きはなく、比較的順調な販売の一カ月でした。そのような中で目立ったのは、ペンタックスから登場したデジタル一眼レフカメラ「K-3 Mark III」です。フルサイズミラーレス一眼カメラ全盛の時代に、形式としては旧型と言ってもいい一眼レフカメラなのですが、多くのユーザーから高い支持を集めたのには正直驚きました。(フジヤカメラ)

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