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新開発の巻取り型有機ELディスプレイも
<CES>TCL、新ミニLED技術や8K TV、リーズナブルな5Gスマホなど多数の製品を紹介
編集部:成藤 正宣
2021年01月12日
オンラインで実施されている国際家電見本市「CES 2021」。中国TCLは、2021年に発売を予定するテレビ/オーディオ/モバイル製品、新技術などを発表した。
テレビでは、ミニLEDバックライトやAndroid TV OS、HDMI 2.1ポートを搭載した「C825」をはじめ、Android TV OS/HDMI 2.1ポート搭載の「C725」、ドルビービジョン/ドルビーアトモス対応の「P725」といった4K液晶TVの新モデルを発表。
あわせて、同社ミニLED技術の2世代目となる新たな独自ディスプレイ技術「OD Zero mini-LEDテクノロジー」がアナウンスされた。9万個以上におよぶミニLEDと数千か所に分割したコントラストコントロールゾーンにより最高輝度1800nitsと最高100000:1のコントラスト、色の均一性を表現。同時に、これまでは10〜25umが一般的だったバックライト層と拡散板との間隔をほぼゼロにまで近づけ、超薄型設計を実現したという。OD Zero mini-LEDテクノロジー搭載モデルは年末ごろの発売を予定。日本導入は未定としている。
同じく今年後半には、映像ストリーミングサービスRokuに対応した“6シリーズ TCL Roku TV”から、新たに8K解像度対応モデルのラインナップを予告。ストリーミングサービスで提供されるネイティブ8Kコンテンツはもちろん、独自のアップスケーリング技術「AiPQ Engine」を通した4Kコンテンツなども鮮明に楽しめるとする。
また、同社初の85インチTVとして「XL Collection」3モデルを発表。まず4Kモデルの“4シリーズ TCL Roku TV”「85R435」を今四半期の後半に北米にて発売予定で、価格は1599ドル。続いて、高輝度/広色域を実現する量子ドット技術を採用しドルビービジョン/ドルビーアトモスに対応した4Kモデル“QLED TCL Roku TV”「85R745」、およびミニLED採用の8Kモデルを数か月以内に発売予定。いずれも“あらゆるホームシアターに対応できるパフォーマンスレベル”を備えるとしている。
スマートフォンでは、独自の映像技術「NXTVISION 2.0」を搭載する「TCL 20シリーズ」を発表した。5G対応モデルの「TCL 20 5G」は6.67インチのフルHDディスプレイを搭載し、NXTVISION技術によりストリーミングコンテンツなどもクリエイターが意図した通りの映像を楽しめると説明。AI技術採用のトリプルカメラや大容量バッテリーなども搭載している。すでにイタリアで299ユーロにて先行発売を行っており、2月から他の国でも展開予定としている。
「TCL 20 SE」は欧州にて今月中に149ユーロで発売を予定するモデルで、アスペクト比20.5:9、表示面積90%の6.82インチディスプレイを搭載。大画面を活かし、動画を見ながらウェブ閲覧などができるスマートフローティングウィンドウ機能や、手で持ったときに塞がれないよう配置を考慮したデュアルスピーカーなどを搭載するとしている。なお、TCL 20シリーズには、今後3モデルを順次ラインナップに追加していくとのこと。
タブレットでは、教育現場向けの8インチモデル「TCL NXTPAPER」、10インチモデル「TCL TAB 10s」の2機種を発表。TCL NXTPAPERは紙のような質感と省電力性を実現、ビデオも滑らかに再生できるという独自の反射型ディスプレイ技術「NXTPAPER」を採用。TCL TAB 10sは大容量バッテリーとタッチペン「T-Pen」を同梱したモデルとなる。
完全ワイヤレスイヤホンでは、ハイブリッド型ノイズキャンセリングを搭載した「MOVEAUDIO S600」を発表。欧州では2月から149ユーロで発売され、外音取り込みモードやGoogleアシスタントに対応するほか、バッテリー持ちの改善もアピールしている。
サウンドバーでは、Rokuとのパートナーシップにより開発したワイヤレスサウンドバー「Alto R1」を発表。RokuのWi-Fi Audioストリーミング技術により“TCL Roku TV”とワイヤレス接続が可能で、初回起動時セットアップもTCL Roku TVから行うことができる。
加えて有線接続モデルのラインナップも拡充。ドルビーアトモス/Amazon Alexa/Googleアシスタント/Apple AirPlay対応のデュアルサブウーファー内蔵モデル「Alto 82i」、ワイヤレスサブウーファー/アップファイアリングスピーカー搭載の3.2.1 モデル「Alto 8e」、そしてドルビーアトモス対応のプレミアムモデルを2021年内に順次発売するとのこと。
その他、子会社のTCL CSOTが開発したOLED6.7 - 7.8インチに伸縮するAMOLEDディスプレイ、巻物のように収納できる17インチ印刷式OLEDディスプレイといった新技術や、“140インチスクリーンを4メートル離れた位置から視聴するのと同等のシネマティックな体験が味わえる”という、メガネ型の有機ELディスプレイ「TCL Wearable Display」などユニークな製品も紹介された。
テレビでは、ミニLEDバックライトやAndroid TV OS、HDMI 2.1ポートを搭載した「C825」をはじめ、Android TV OS/HDMI 2.1ポート搭載の「C725」、ドルビービジョン/ドルビーアトモス対応の「P725」といった4K液晶TVの新モデルを発表。
あわせて、同社ミニLED技術の2世代目となる新たな独自ディスプレイ技術「OD Zero mini-LEDテクノロジー」がアナウンスされた。9万個以上におよぶミニLEDと数千か所に分割したコントラストコントロールゾーンにより最高輝度1800nitsと最高100000:1のコントラスト、色の均一性を表現。同時に、これまでは10〜25umが一般的だったバックライト層と拡散板との間隔をほぼゼロにまで近づけ、超薄型設計を実現したという。OD Zero mini-LEDテクノロジー搭載モデルは年末ごろの発売を予定。日本導入は未定としている。
同じく今年後半には、映像ストリーミングサービスRokuに対応した“6シリーズ TCL Roku TV”から、新たに8K解像度対応モデルのラインナップを予告。ストリーミングサービスで提供されるネイティブ8Kコンテンツはもちろん、独自のアップスケーリング技術「AiPQ Engine」を通した4Kコンテンツなども鮮明に楽しめるとする。
また、同社初の85インチTVとして「XL Collection」3モデルを発表。まず4Kモデルの“4シリーズ TCL Roku TV”「85R435」を今四半期の後半に北米にて発売予定で、価格は1599ドル。続いて、高輝度/広色域を実現する量子ドット技術を採用しドルビービジョン/ドルビーアトモスに対応した4Kモデル“QLED TCL Roku TV”「85R745」、およびミニLED採用の8Kモデルを数か月以内に発売予定。いずれも“あらゆるホームシアターに対応できるパフォーマンスレベル”を備えるとしている。
スマートフォンでは、独自の映像技術「NXTVISION 2.0」を搭載する「TCL 20シリーズ」を発表した。5G対応モデルの「TCL 20 5G」は6.67インチのフルHDディスプレイを搭載し、NXTVISION技術によりストリーミングコンテンツなどもクリエイターが意図した通りの映像を楽しめると説明。AI技術採用のトリプルカメラや大容量バッテリーなども搭載している。すでにイタリアで299ユーロにて先行発売を行っており、2月から他の国でも展開予定としている。
「TCL 20 SE」は欧州にて今月中に149ユーロで発売を予定するモデルで、アスペクト比20.5:9、表示面積90%の6.82インチディスプレイを搭載。大画面を活かし、動画を見ながらウェブ閲覧などができるスマートフローティングウィンドウ機能や、手で持ったときに塞がれないよう配置を考慮したデュアルスピーカーなどを搭載するとしている。なお、TCL 20シリーズには、今後3モデルを順次ラインナップに追加していくとのこと。
タブレットでは、教育現場向けの8インチモデル「TCL NXTPAPER」、10インチモデル「TCL TAB 10s」の2機種を発表。TCL NXTPAPERは紙のような質感と省電力性を実現、ビデオも滑らかに再生できるという独自の反射型ディスプレイ技術「NXTPAPER」を採用。TCL TAB 10sは大容量バッテリーとタッチペン「T-Pen」を同梱したモデルとなる。
完全ワイヤレスイヤホンでは、ハイブリッド型ノイズキャンセリングを搭載した「MOVEAUDIO S600」を発表。欧州では2月から149ユーロで発売され、外音取り込みモードやGoogleアシスタントに対応するほか、バッテリー持ちの改善もアピールしている。
サウンドバーでは、Rokuとのパートナーシップにより開発したワイヤレスサウンドバー「Alto R1」を発表。RokuのWi-Fi Audioストリーミング技術により“TCL Roku TV”とワイヤレス接続が可能で、初回起動時セットアップもTCL Roku TVから行うことができる。
加えて有線接続モデルのラインナップも拡充。ドルビーアトモス/Amazon Alexa/Googleアシスタント/Apple AirPlay対応のデュアルサブウーファー内蔵モデル「Alto 82i」、ワイヤレスサブウーファー/アップファイアリングスピーカー搭載の3.2.1 モデル「Alto 8e」、そしてドルビーアトモス対応のプレミアムモデルを2021年内に順次発売するとのこと。
その他、子会社のTCL CSOTが開発したOLED6.7 - 7.8インチに伸縮するAMOLEDディスプレイ、巻物のように収納できる17インチ印刷式OLEDディスプレイといった新技術や、“140インチスクリーンを4メートル離れた位置から視聴するのと同等のシネマティックな体験が味わえる”という、メガネ型の有機ELディスプレイ「TCL Wearable Display」などユニークな製品も紹介された。
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