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上位モデルはシェル形状も選択可能

カナルワークス、デザインを選べる“セミカスタム”のユニバーサルIEM「CW-Sシリーズ」

2020/10/30 編集部:成藤 正宣
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カナルワークスは、同社インイヤーモニター(IEM)の新製品として、カスタムIEMのようにデザインを選択できる“セミカスタムIEM”「CW-Sシリーズ」5モデルを11月7日より受注開始する。価格はいずれもオープン。

ラインナップと直販価格(税込/オプション無し)は以下の通り。

●1BAモデル「CW-S02a」:47,300円
●2BA/2Wayモデル「CW-S12aEX」:67,100円
●4BA/3Wayモデル「CW-S32GRV」:102,300円
●8BA/3Wayモデル「CW-S73LV」:179,300円
●8BA/3Wayモデル「CW-S77」:166,100円

カスタマイズできるユニバーサルIEM「CW-Sシリーズ」

イヤーピースを装着して耳にフィットさせるユニバーサルタイプのIEMでありながら、カスタムIEMのようにカラーリングやデザインのカスタマイズに対応。シェルはクリア系の6色、フェイスプレートは同社カスタムIEMと同じ25色の中から選ぶことができる。

また、フェイスプレートのデザインとして「スペシャルフィニッシュ」オプションが用意され、メタルプレートやカーボンプレート、ホログラム、プリントアートワーク等の特殊な装飾を施すこともできる。

シェルとフェイスプレートそれぞれ、用意された中から好きなカラー/デザインを組み合わせられる

さらに、CW-S32GRV/CW-S73LV/CW-S77の3モデルでは、シェルの形状を3タイプの中から選択可能。同社が長年培ってきたカスタムIEM製造のノウハウが活かされており、より快適なフィッティングを追求できるとしている。仕上がりのイメージは同社公式Webサイトのシミュレーターにて注文前に確認可能だ。

上位3モデルではシェルの形状も選べる

公式Webサイト上のシミュレーターでデザインを確認できる(画像はカスタムIEM用のもの)

シェルはカスタムIEMと同様にハンドメイドで製造され、国内で生産されたアルミ削り出しノズルを搭載。高い工作精度により仕上がりの美しさと安定した音質を両立し、所有する喜びが感じられるようようにしたとのこと。

ハンドメイドのシェルに精密加工されたアルミ削り出しノズルを組み合わせる。ノズル形状はモデルごとに異なる

ケーブルは2pin端子で着脱可能な3.5mmプラグ採用の標準ケーブルの他、オプションとして2.5mm/4.4mmバランスケーブルや、Bluetoothケーブルを選択することもできる。

「CW-S02a」はBAドライバーを1基のみ搭載し、ベーシックなフルレンジモデルらしかぬ豊かな低音と艷やかなボーカル再生が特徴というモデル。同社ユニバーサルIEMの従来モデル「CW-U02」から音響パーツを見直し、中高域のスムーズさと音のクリアさを改善しているという。インピーダンスは37Ω、感度は117dB。

「CW-S02a」はシングルBAながら低音とボーカルにも力を入れる

「CW-S12aEX」は高域に1基/低域に1基のBAドライバーを搭載し、ポップやロックをエキサイティングに楽しめる、明るく華やかな高音とキレのある低音が特徴というモデル。チューニングにオーディオ用フィルムコンデンサーを採用する。インピーダンスは79Ω、感度は121dB。

「CW-S12aEX」は明るく華やかなサウンド

「CW-S32GRV」は高域に1基/中域に1基/低域にハイパワーなデュアルBAドライバーを搭載するモデル。体全体で音楽にのめり込めるようなノリの良いバランスに仕上げており、ジャズやロック、ポップなどパワフルな低音により心地よいグルーヴに包まれるとしている。インピーダンスは22Ω、感度は121dB。

「CW-S32GRV」はグルーヴを感じられるパワフルな低音が特徴

「CW-S73LV」は高域に4基/中域に2基/低域に2基のBAドライバーを搭載し、ライブの迫力ある臨場感の再現を重視したモデル。独自の高次音響フィルターによりサブウーファーのような重低音を実現し、ポップやロック、ダンスミュージックをはじめ幅広い音楽ジャンルにマッチするという。インピーダンスは27Ω、感度は114dB。

「CW-S73LV」は独自の高次音響フィルターにより重低音を引き出す

「CW-S77」は、CW-S73LVとBAドライバー構成は共通ながら、ロックやポップなどダイナミックなコンテンツを生々しく再生することを重視したモデル。張りのある低音、明瞭なボーカル、透き通る高域が特徴で、ステージモニターにも向くとしている。インピーダンスは15Ω、感度は118dB。

「CW-S77」は音の生々しさにフォーカス

なお、本シリーズは2020年11月7日に開催予定のオンラインイベント「秋のヘッドフォン祭2020 ONLINE」にも出展する予定とのことだ。

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