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日本触媒と共同開発

NHK、巻き取り/折り曲げ可能な有機EL実現へ「長寿命化/省電力化できる新材料」開発

公開日 2020/08/31 17:59 編集部:小野佳希
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NHK放送技術研究所(NHK技研)は、巻き取りや折り曲げ可能なフレキシブルディスプレイの実現へ向け、ディスプレイの長寿命化と省電力化を実現できる新たな有機EL用材料を開発したと発表した。

有機ELの仕組みと開発したフェナントロリン誘導体の特徴

今回開発に成功したのは、電子供給層の材料となる独自のフェナントロリン誘導体。有機ELでは、電子供給層が陰極から電子を取り出す際のエネルギーを小さくできると、ディスプレイを省電力化できる。今回開発したフェナントロリン誘導体は、陰極を構成する金属元素と強い配位結合を形成することで、有機ELの電子供給層の材料として広く用いられているリチウムよりも小さいエネルギーで電子を取り出せるという。

そして、本材料を用いることで、世界最高レベルの電力効率を示す有機ELの試作に成功。酸素や水分に対して劣化しにくい、高い安定性も併せ持つため、フレキシブルディスプレイの長寿命化も実現できるとしている。

なお、本材料は日本触媒との共同開発。NHK技研では、今後も長寿命で省電力のフレキシブルディスプレイの早期実現に向けて研究開発を進めていくとしている。

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