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3密を回避

家電製品協会、家電製品アドバイザー等の認定試験に適時分散型のCBT方式試験をトライアル導入

公開日 2020/06/24 12:18 PHILE WEB ビジネス編集部・竹内純
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■日時・会場の選択肢も広がり受験機会も拡大

一般財団法人家電製品協会は、来る9月に開催予定の家電製品アドバイザー等の認定試験に、これまで全国・同時一斉型で実施してきた試験方式に代えて、コンピューターを活用した「CBT(Computer Based Testing)方式試験」を試験的に導入する方針を決定した。

家電製品協会が企画・運営する認定試験(「家電製品アドバイザー」「家電製品エンジニア」「スマートマスター」)は、9月と3月の年2回、全国主要都市の試験会場で実施されてきたが、本年3月に予定されていた試験は、新型コロナの影響により中止となった。そこで、9月に予定されている試験について、受験者の安全確保と安定した試験開催の観点から、かねてより検討を重ねてきた「CBT」を新たに導入する。

導入を予定している「テストセンター型CBT」は、多数の受験者(30名から200名程度)を一堂に集めて実施していた従来型の試験とは大きく異なる。

あらかじめ受験申請を済ませた受験者は、所定の期間内から希望する受験日時を選択。会場も多数用意される収容人員10名程度の小規模な試験会場(テストセンター)から選択できる。試験方法も、これまでのような試験冊子と解答用紙(マークシート)による記述式ではなく、パソコンの画面に表示される問題を、マウス操作で解答する方法が採られる。

CBT方式の試験会場は、室内換気や設備の消毒、マスクの着用などのコロナ対策を標準化。従来は試験官が音声で行っていたオリエンテーションも機械化され、室内では終始、無言状態が維持されるため、「CBT方式試験では “3密” を回避でき、同時に、試験日程や試験会場の選択肢が広がることから受験機会も拡大する」と特徴を説明する。

9月に予定される試験の概要(予定)は以下の通り。なお、今後の新型コロナの動向やCBT検討状況により変更されることがある。

■試験実施時期
9月7日(月)から 9月20日(日)の間、毎日(受験者の都合に合わせて選択)
■試験会場
全国200ヵ所を超えるCBT専用試験会場(受験者の都合に合わせて選択)
■対象の認定試験
「家電製品アドバイザー」「家電製品エンジニア」、およびこれらに関連するエグゼクティブチャレンジ/「スマートマスター」
■受験申請時期
8月10日(月)から 8月31日(月)

なお、CBT方式試験の受験要領や試験開催内容・申請方法などの詳細については、改めて7月中旬に告知が予定されている同協会ホームページにて確認を。

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