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新アプリ「S2」対応

Sonos、初のドルビーアトモス対応サウンドバー「Sonos Arc」

公開日 2020/05/07 05:00 編集部:風間雄介
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Sonosは、ドルビーアトモスに対応したサウンドバー「Sonos Arc」を7月15日に販売開始する。価格は108,800円(税抜)。

「Sonos Arc」

ハードウェア面で様々な工夫を行ったほか、ソフトウェア技術も活用することで音質を高めた。別のSonos製品と組み合わせてネットワークオーディオを楽しんだり、スピーカー構成を拡張することもできる。

本体サイズは1141.7W×87H×115.7Dmmと細長く、質量は6.25kg。本体カラーはマットブラックとマットホワイトの2色を用意する。デザインは、本体の270度をぐるりと囲むシームレスなグリルが大きな特徴となっている。

マットブラック

マットホワイト

テレビの前に置くこともできるし、別売りの壁掛けマウント(7,800円/税抜)を使うことで、壁に取り付けることも可能だ。

テレビとはHDMI端子を使って接続する。HDMI端子は1系統で、基本的に入力のみ。バージョンは「HDMI 1.4b +eARC」となる。ドルビーアトモス音声にも対応した新規格「eARC」や、従来の「ARC」に対応。eARCでは、テレビ側のドルビーアトモス音声を本機に戻して再生することができる。HDMIからの音声入力は、そのほかドルビーデジタル 5.1,ドルビーデジタルプラス、PCMステレオに対応する。

テレビの前に置いたところ

壁掛け設置も可能だ

本体にスピーカーとマイクのステータスを表すLEDを搭載。また再生や一時停止、音量の調整、マイクのミュートなどをタップ操作できる静電容量式の操作部も備え、たとえば曲送り・曲戻しなどはスワイプ操作で行える。

前述の通りドルビーアトモスに対応し、天井に音を反射させるアップファイヤリングスピーカーも搭載している。

アンプは、11基のクラスDデジタルアンプを搭載。スピーカーでは、8つの楕円形ウーファーを搭載。これにより深みのある低音と、忠実な中音域を再現するほか、台詞の明瞭な再現に寄与するという。また高域については3基のシルクドームトゥイーターを搭載している。

本体には11基のドライバーユニットとアンプを搭載

音場補正については、iOSデバイスのマイクを使って、聴く場所や設定に合わせて最適化する「Trueplay」機能を搭載。また、聴いている音楽やテレビなどのコンテンツにあわせて自動で音質チューニングする機能も備える。

アプリで低域や高域、ラウドネスを調整することも可能。また「スピーチエンハンスメント」機能も備え、人間の声の周波数を強調。会話をよりはっきりと聞き取れる音を再現するという。

そのほか「ナイトサウンド」機能も備え、夜間の使用時などに、大きな効果音の音量を抑制する。

真横から見たところ

過去にグラミー賞を受賞したジャイルズ・マーティン氏が、引き続きサウンドエクスペリエンスリーダーとして音作りに関わっている。またアカデミー賞を3度受賞したクリス・ジェンキンス氏も、音に関して定期的にアドバイスしたという。

またアップル製品との連携では、AirPlay 2に対応。iOSデバイスから音声を本機にワイヤレスで飛ばし、再生することができる。

本機はAmazon Alexaなどの音声アシスタントも利用可能で、マイクアレイは4基搭載。高度なビームフォーミングとマルチチャンネル対応のエコーキャンセルによって、音声アシスタントの応答性を高めている。

Sonosの新たなソフトウェア「S2」に対応。S2アプリではハイレゾ音声に対応するほか、セキュリティを改善したり、アプリの使い勝手も高めている。まずは新機能として、ルームグループを保存できるようになる。

Sonosの新たな「S2」アプリで操作できる

新アプリではルームグループを保存できるようになる

Sonos製品を追加してサウンドを拡張することも可能。同時に発表された「Sonos Sub(Gen 3)」などを追加することで低音を増強できるほか、2台のSonos One SLを組み合わせて、リアスピーカーを追加することも可能だ。

ほかのSonos製品と組み合わせることも可能だ

ネットワークは、Wi-FiはIEEE 802.11b/g(2.4GHz)に対応。また10/100Mbpsのイーサネットポートも備える。そのほか赤外線受光部も備え、テレビのリモコンと同期して操作を行うこともできる。アイドルモード時の消費電力は4.3W。

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