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政府の要請に対応

アイリスオーヤマ、国産マスク生産能力を1億5,000万枚/月に増強。新たに設備投資

2020/04/22 PHILE WEB ビジネス編集部・竹内純
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アイリスオーヤマは、政府からの要請に対応し、6月稼働予定の宮城県角田工場のマスク生産能力を1億5,000万枚/月に増強することを決定した。

国産マスクの生産能力を1億5,000万枚/月に増強

同社は、中国の大連工場と蘇州工場の2つの生産拠点に加え、日本国内の生産設備導入により、6,000万枚/月という新たなマスク生産計画を既に発表しているが、政府からのさらなる要請を受け、国内のマスク生産を一層強化する必要があると判断した。政府の「国内投資促進事業費補助金」を活用することで、日本国内の設備投資をさらに拡大し、1億5,000万枚/月の生産体制を新たに構築する。

また、中国におけるマスクの重要資材である不織布の価格高騰による影響も考慮し、同工場内に資材製造設備も新たに導入する。内製化率を高めることで、中国一国に依存する供給体制を見直す。今回の国内マスク生産設備増強により、中国2拠点の工場と合わせて、日本国内に2億3,000万枚/月を供給できる体制が実現する。

■角田工場 マスク生産概要
所在地:宮城県角田市小坂上小坂1番
投資総額:約30億円
生産能力:1億5,000万枚/月
生産アイテム:不織布マスク、マスク用不織布(メルトブロー、スパンボンド)
稼働時期:2020年7月
新規雇用人数:100名

■日本国内へのマスク供給体制
供給枚数:2億3,000万枚/月
・日本(角田工場):1億5,000万枚/月
・中国(大連工場、蘇州工場):8,000万枚/月

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