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ログインできないことが原因

シャープ製IoT家電、マスク販売の影響で一部機能に制限。現在対策を検討中

公開日 2020/04/21 15:54 編集部:押野 由宇
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シャープは本日4月21日午前10時より、同社製のマスクの一般販売を開始。それに伴い、同社サイトにアクセスが集中してしまい、購入までたどり着けないという状態が続いている。

シャープ製の不織布マスク「MA-1050」

同社サイトでは「ただ今、アクセスが集中しており、販売サイトにつながりにくい状態が続いております。お時間をおいて再度お試しください。ご迷惑をお掛けいたしますことをお詫び申し上げます」とアナウンスがされている。

マスクの購入には会員サイト「COCORO MEMBERS」にて、事前の会員登録が必要となる。そのため、COCORO MEMBERSサイトにもアクセスが集中し、つながりづらい状態となっているが、これが思わぬ弊害を発生させた。

シャープではAI(Artificial Intelligence:人工知能)」と「IoT(Internet of Things)」を組み合わせた「AIoT家電」を展開しており、それらはスマート家電向け「COCORO+」サービスにて連携。クラウドやインターネットからの情報取得といった “スマートホーム” を実現することができるが、そのためにはCOCORO IDにログインする必要がる。

シャープが展開するAIoT家電

このCOCORO IDのログインには、上述のCOCORO MEMBERSサイトにアクセスすることになる。しかし、サイトにアクセスしづらい状況のため、ログインができない。これによりIoT家電の機能に制限がかかってしまうということが起きている。

もちろん、制限されるのはIoT機能だけであり、例えばヘルシオのオーブンで温め調理を行うといったことはできる。クラウドからレシピを引っ張ってくるような使用方法ができないというわけだ。

同社に問い合わせたところ、アクセス集中に伴う家電への影響が起きていることは把握しており、「どの機器にどこまでの影響が及んでいるかは現在確認中で、対策の検討を行っている」とのことだった。

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