HOME > ニュース > アイリスオーヤマ、非接触で体温測定できるAIサーマルカメラ発売。新型コロナウイルス感染拡大防止へ

ドーム型とハンディ型の2タイプ

アイリスオーヤマ、非接触で体温測定できるAIサーマルカメラ発売。新型コロナウイルス感染拡大防止へ

公開日 2020/04/15 15:35 PHILE WEB ビジネス編集部・竹内純
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
■ドーム型は20名同時に測定可能

アイリスオーヤマは、最大で20名同時に体温測定ができる「ドーム型AIサーマルカメラ」と軽量で容易に持ち運べる機動力に優れたな「ハンディ型AIサーマルカメラ」の2機種を2020 年4月20日より発売する。

ハンディ型AIサーマルカメラ

ドーム型AIサーマルカメラ

非接触で発熱者を検出し、施設内感染や集団感染を未然に防ぐことができるサーマルカメラは、新型コロナウイルス感染拡大の長期化と感染者増大を未然に防ぐ水際対策としても注目されている。アイリスオーヤマが今回発売するAIサーマルカメラは、スポーツ会場、イベント会場、病院、学校、オフィスなど、多くの人が集まり利用する施設において、非接触で1秒以内という短時間で効率的に体温を測定することができる。

一般的なサーモグラフィカメラとは異なり、人の額に焦点を当てた温度測定ができるため、より高精度な検出が可能で、温度測定の誤差は±0.5度という高精度。あらかじめ設定した以上の温度を検知した場合には画像アラートと音声アラートで即座に監視者に通知する。ドーム型は約3メートル、ハンディは約1メートル離れた場所から計測が可能だ。

ドーム型にはAI機能が搭載され、大勢の人が往来する場所や施設、また、マスク着用の有無などに関係なく、瞬時に顔を認識し、同時に最大20名まで体温を測定できる。一方のハンディ型は場所を選ばず使用でき、充電式で最大8時間の連続使用が可能だ。それぞれ使用用途を拡大する三脚が別売で用意されている。

人の額を焦点に温度測定するため、例えば手元に温かい飲み物を持っていたとしても高い精度で“体温”が測定できる

ドーム型AIサーマルカメラは AIアルゴリズム搭載で、大勢の人が往来する場所でも瞬時に最大20名を同時に体温計測できる

法人向けLED 照明やスポーツ施設、建装内装など、事業領域を積極的に拡大するアイリスオーヤマでは、「これら事業を通じて開拓した販路に対し、AIサーマルカメラのソリューションを提案することで、人が多く集まる施設における施設内感染や集団感染のリスクを低減する設備の充実を推進し、新型コロナウイルスの感染拡大防止を支援していきたい」と力を込める。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE