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採用企業が大きく増加

GooglePlayやOPPOが「HDR10+」をサポート。『IT』などUHD BD収録作品も増加

2020/01/08 編集部:押野 由宇
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20世紀フォックス、パナソニック株式会社、サムスン電子株式会社の合弁会社であるHDR10+ Technologiesは、「HDR10+」を採用する企業が94に到達したと1月6日(アメリカ現地時間)に発表した。

「HDR10+」採用企業が増加

HDR10+は、すべてのシーンおよびフレームに組み込んだダイナミックメタデータにより、黒レベルとピーク輝度を最大化するHDR10をベースとした技術。2018年にはHDR10+ロゴ認定プログラムを発足し、これまでに81社が参加していたが、今回さらにHDR10+をサポートする企業が増加した。

新たなパートナーとして、アメリカの液晶テレビメーカーVIZIOや、GooglePlayの名が挙げられている。VIZIOは、同社のUHDテレビのラインアップでHDR10+対応することを発表。GooglePlayは、GooglePlay Movies&TVにてUHDコンテンツでHDR10+をサポートし、2020年には主要なスタジオのタイトルが楽しめるようになると表明している。

またUHD BDのタイトルもHDR10+作品が増加。20世紀FOXの『X-MEN: ダーク・フェニックス』、ユニバーサルの『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』、ワーナーの『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』でHDR10+が収録される。

モバイル端末メーカーでは、OnePlus、OPPO、Realme、XiaomiもモバイルデバイスでのHDR10+のサポートを発表。映像鑑賞だけでなく、カメラ撮影でもHDR10+に対応するとしている。さらに、オンキヨーやパイオニアがAVアンプ製品にて、将来的にHDR10+対応を予定する。

そして、HDR10+の認定プログラムは次世代技術への拡張を想定し、HDMI 2.1のほか、DisplayPort接続での伝送を実現。AmazonやApple、Netflixなど主要配信サービスを運営する多数の企業により創立されたthe Alliance for Open Mediaも、高解像度データ圧縮コーデック「AV1」でのHDR10+サポートを明らかにしている。

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