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リニューアルで大きく進化したパナソニックショップ

体験・体感を推進しお役立ちを広げる地域のお店「YouDenハイランド」

公開日 2019/07/11 11:55 Senka21編集部 徳田ゆかり
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創業45周年、N&Eハウスへの昇格、神奈川県横須賀市や三浦市を拠点とする組織ショップ“YouDenグループ”への加盟、と大きな節目が重なったパナソニックショップ、YouDenハイランド。リニューアルを果たし7月5日-7日にオープニングセールを開催した。

(右から)会長の長谷勉氏、社長の長谷和宏氏、社長夫人の尚子さん、会長夫人の照代さん

神奈川県横須賀市のパナソニックショップ「YouDenハイランド」。顧客名簿は2000件、うち稼働客は約700件

オープニングセレモニーで挨拶に立った会長の長谷勉氏は、創業3年目に事故に遭い10ヶ月ほども店頭に立てない時期があったという。「小学生だった息子が、店を手伝って屋根にも登り頑張ってくれた」と当時を振り返り、堪えきれず目を潤ませる。

「今日がゴールではなく、YouDenグループの一員となって一緒に頑張る」と意気込む長谷和宏社長。勉会長が語った当時を振り返り、「小学校2年生くらいでしたか。子ども心に面白いな、お小遣いももらえて嬉しいな、と思った記憶があります。どうも作文にも電器屋になりたいと書いていたようで、その頃から思いが芽生えていたのかもしれません」。松下幸之助商学院を経て、19歳で入店。そして3年前に社長に就任し、今に至る。3人のご子息達も皆電気系の学校に通い、ご長男と次男は就職。「一度は外の仕事を経験しないと。いずれ戻ってきてくれるのではないかと、ひそかに期待しています」と漏らす。

このタイミングに店舗も、かねてからの計画も実現するべく大々的なリニューアルを図った。「商売は店を中心に、来店のお客様にフォーカスしています。商品を体験していただくことが重要なポイント、これを追求しクラシンク(家電を通じたより良いくらしを提案するパナソニックの実験店舗)を参考にして店をレイアウトしました」。

10.5坪の広いスペースをもつ店内は、リビングとキッチンにエリアを分け、イメージを変えている。リビングは、壁面に有孔パネル、床面もウッド調で、それぞれ茶系に統一した落ち着いた雰囲気とした。65インチの大型テレビを正面に据え、AVアンプも活用してリビングシアターを実現する。「昨今はテレビの音が聞きづらいとお客様からよく言われます。当店では850EXシリーズをメインにしっかりと体験いただき、一番売れています。ご体験いただくことで聞き心地を実感され、お客様も納得して購入されます」。

パナソニックのサラウンドプロセッサーとコントロールアンプも

茶系に統一したリビングのスペースでは、4K 有機EL VIERA 65インチモデルとともに、音再生にも重点を置いたシステムを展開

リアスピーカーも置き5.1chシステムを展開していたことも。「こういうのが欲しいとおっしゃるお客様もいて、何セットか販売しました」。商圏の年齢層は高齢者中心というが、「ご年配の方でもシアターや音のいいテレビなどに対して意欲的、どうせ買い替えるなら画も音もよくしたいと望まれます」。この気持ちを引き出すのは体験型店舗ならではである。こだわりの店頭展開について「自分の趣味が出ているかもしれませんね。マニアではないですが、オーディオは面白い。自分が面白いと思っていなければ、お客様にその魅力は伝わりませんから、力が入ります」。

キッチンのエリアは、奥様の尚子さんのかねてからの希望に応え、カフェをイメージした展開に。こちらは壁や床など白を基調とし、みんなが集まれる椅子とテーブルを設置。「小さなお子さんとママさんが立ち寄ってもくつろげるような、明るい空間にしたかった」と語る尚子さんの理想の空間が完成した。今回L字型システムキッチンを新たに導入。冷蔵庫も通電して、いつでも使用可能な状態としている。

L字型システムキッチンを導入、白を基調とした空間に

床面の色もリビングスペースと差別化し、明るいイメージとした

調理家電インストラクターの顔をもつ尚子さんは、ここで料理教室の開催を計画している。男性のお客様からの熱心な要望があるという。「この地域の奥様方は活発で、家の外で活動される方がたくさんいらっしゃる。留守番をされるご主人が、1人分の食事を用意するとか、お酒のおつまみをつくるとか、手軽に料理してみたいと要望されています。つくって美味しく食べて、帰って来た奥様にもふるまったりされると、みなさんが嬉しいですよね」。奥様に喜ばれればチャンスもぐっと高まる。ワンボウル料理もこなすビストロ最上位モデルNE-BS1600など高価値モデルも「お薦めしがいがありますね」と腕を鳴らす。

男性向け料理教室が近く開催される予定。オーブンレンジビストロのほか、ほったらかし調理可能な電気圧力なべ、燻製がつくれるロースターなどが出番を待つ

「店に展示しているのは、本当にお薦めしたいものばかり」と和宏社長。たとえば、パーソナルファクスのKX-PD615。「これは“迷惑ブロックサービス”が最大のウリ。実際にお客様が設置されて3週間で9件もの迷惑電話をブロックでき役立っています。最上位ではない、親機がコードレスでない、けれどもお客様を守れる商品。自信をもってお薦めしています」。お客様のお役立ち、満足につながる高付加価値商品にフォーカスするのである。

“迷惑ブロックサービス”の機能を搭載したパーソナルファクスのKX-PD615はお役立ちに貢献

商圏エリアを絞っている。「今は徒歩圏内のお客様が8割です。遠くまで対応していた時期もありましたが、なるべく地元にPRする活動としました」と活動の充実度を高める。訪販はせず、訪問はエアコンの点検時だけ。「毎年シーズン前に200-300軒お訪ねしながら買い替えの要望もいただいたり、他の家電も点検したり。点検サービスはお掃除機能付きのエアコンのみが対象で、それより下のモデルはご自分で掃除をしていただくものですよとご説明して販売していますが、やはり最上位機種が一番出ています」。

エアコンは最上位モデルXSシリーズを中心に展開

エリアを絞り、目的を絞り、重要なことにフォーカスして活動の質を高める。「これが単価アップにつながり、最終的にはお客様の安心や満足につながります」。お客様接点の拠点である店頭をブラッシュアップし、さらなる飛躍を期す。

店頭のショーウィンドウに設置された“プラレール”の立体交差が街の子供たちの人気を博す。「親しみやすいお店だと思っていただければ」と尚子さん

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