HOME > ニュース > パナソニックショップ「こやまでんき」が50周年祭を開催。次の時代へさらなる飛躍を期す

地域密着で愛される店

パナソニックショップ「こやまでんき」が50周年祭を開催。次の時代へさらなる飛躍を期す

公開日 2019/05/01 08:41 Senka21編集部 徳田ゆかり
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
東京都八王子市の「パナピット こやまでんき」は昭和44年開業、この春創業50周年を迎えた。これに伴い店内を改装してのリニューアルオープンを実施、4月27日・28日の2日間にわたり「50周年創業祭」と銘打ってのオープニングセールを開催した。

JR中央線西八王子駅から徒歩15分、バスで5分ほど。

小山昭彦社長(中央)、理恵夫人(右)、ひまわりスタッフの小澤友美さん(左)


店のあゆみ50年を振り返るPOP

50周年祭のチラシ

今回の改装にあたって腕を振るったのは社長夫人の小山理恵さん。創業者の娘として先代の時代から店に従事し、育った地域に密着した活動を展開している。改装後の店内は「用がなくてもふらっと訪れておしゃべりを楽しんでほしい、たくさんの方に集まっていただけるよう広く明るい店内としました」と、以前のカウンターを撤去して面積を確保、そこにテーブルを2台導入した。床やテーブル・イス、新たに導入したリフォーム商材である洗面台やキッチンも白を基調としたカラーとして明るさを心がけたという。

新たに導入したキッチンも白を基調に

テーブルと椅子のセットを2組設置

昭和58年に店を引き継いだという現社長の小山昭彦氏。「以前の店は住宅地の中でしたが、11年前にバス通り沿いのこの地域に出店してからフリーの人も来やすくなり、来店客がぐっと増えました。ちょうどデジタル家電の時代が来て、エコポイントも追い風になりそれから大忙しでした」と振り返る。店売りは6-7割を占める。「せっかく来てくださった方にも馴染みになっていただけるほど時間を使えず、そこは反省点。訪販まで手が回らないのです」と語る。稼働客は現在600世帯ほど。1,000世帯になった時点で、数を追っても手が回らないと精査したのだという。

商材が充実する店内





ここに来て強い戦力が加わった。松下幸之助商学院をこの3月に卒業したご子息の勇輔氏である。大型家電の設置など外回りの仕事は小山社長の肩一手にかかっていたが、「手が倍になって活動が充実して来ました。これからが楽しみ」と期待を寄せる。昨年40日間にわたる他店での研修も体験、パソコンを始めさまざまな知識を習得したとのこと。勇輔氏自身のプロフィールなどを記載したPRチラシを自ら作成し、お客様の認知を広げている。店のメンバーのスケジュール管理にアプリを導入するなど、さっそく得意技を活かし活動しているという。「若い世代の商売をどう展開して行くかが楽しみです。苦労はあると思いますが、これから我々もフォローしながら、皆でしっかりとやっていきたいと思います」と、頬を緩ませる小山社長である。

勇輔氏のPRチラシ

理恵夫人とともに店内を取り仕切るのは、ひまわりスタッフの小澤友美さん。得意の料理の腕をふるい、調理家電を活用した料理教室を毎月開催して評判を呼んでいる。店頭商材に貼付したPOPも小澤さんの手によるもの、親しみやすく工夫を凝らして活発な店売りを後押しする。理恵夫人と小澤さんが活躍する店頭では、2人の明るい笑顔が何よりの武器となり地域のお客様の信頼をしっかりと獲得している。

小澤さんが得意の腕を振るって開催する料理教室の模様

「ナショナル坊や」のクッキーも小澤さんの手によるもの


親しみやすいPOP


店売りの商材が主力となるからこそ、量販店との差別化、サービスの違いをアピールすることが課題となる。「量販店で購入されたものでも、操作がわからないと『教えて』、少し不具合があると『直さなくてもいいから見にきて』と声がかかることもありますが、サービスという名の価値が派生していることをご理解いただかなくてはと思います」。それも地域に浸透している身近な存在だからこそ。それゆえに一方で「親子2代でご愛顧いただいているお客様も少なくありません」と、若い層のお客様も確保している。

これから注力していきたいのは、「やはりリフォーム商材。昨今も少しずつ出て来ていますが、息子の手も入って余裕が出てきましたから本腰を入れていきたい」と力を込める。50周年の節目を迎え、さらに次の時代に向け、若い力とともに飛躍を期す。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE