HOME > ニュース > <ヘッドフォン祭>オンキヨー、“マグネシウムBAドライバー”採用のカスタムIEMを参考出展

さらなる低歪を実現

<ヘッドフォン祭>オンキヨー、“マグネシウムBAドライバー”採用のカスタムIEMを参考出展

公開日 2019/04/27 19:18 編集部:小澤貴信
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
オンキヨー&パイオニアは、「春のヘッドフォン祭2019」にて、 “マグネシウムBAドライバー” を搭載したカスタムIEMの試作機を参考出展した。

“マグネシウムBAドライバー”を搭載したカスタムIEMの試作機

一般的なBAドライバーは振動板にアルミ素材を用いるとのことだが、オンキヨーは振動板にマグネシウム素材を用いたBAドライバーを、ドライバーメーカーと共同で開発。参考出展されたカスタムIEMは、この “マグネシウムBA” を1基搭載したモデル、2ウェイで2基搭載したモデル、2ウェイで3基搭載したモデルの3種類となる。

軽量でなおかつ剛性の高いマグネシウム素材をBAドライバーに用いるメリットは、一般的なBAドライバーと比べて特定の周波数における歪みを低減できることで、より滑らかで聴き疲れのしない、原音に忠実な音を再生できるとのこと。

搭載ドライバー数の異なる3モデルを出展。現行のカスタムIEM(写真後列)と比較試聴もできた

一方で、音調としては従来のBAドライバーにも魅力はあり、同社では従来のカスタムIEMと、マグネシウムBA搭載カスタムIEMを併売していく予定だという。なお、本機の製品化時期については未定だが、年内の発売は実現させたいとのことだった。

昨年12月から一般販売も開始された “桐ヘッドホン” の展示も行われた。本機はハウジングに高級和楽器にも用いられる桐材「会津桐」を採用。その内側にはやはり和楽器などで用いられる「綾杉彫り」を彫刻して、内部の定在波を防ぎ独特の響きを引き出している。同社が開発したセルロースナノファイバー100%使用の振動板による50mmドライバーを搭載したことも特徴となる。

“桐ヘッドホン”

ブースでは、パイオニアブランドのノイズキャンセリング対応ヘッドホン「SE-MS9BN」も出展された。本機はノイズキャンセリング機能に加え、aptX HD対応、Googleアシスタント搭載、専用設定アプリ、最大24時間駆動のバッテリー内蔵と多彩な機能も特徴のヘッドホンとなっている。

「SE-MS9BN」


ヘッドフォン祭の会期は明日4月28日まで。なお、イベント2日目の28日には、特売コーナーの全製品が5%オフになる「ファイルウェブ割」を実施。ファイルウェブの「春のヘッドフォン祭2019」関連記事を(この記事含む)表示したスマホを、フジヤエービックの販売スタッフに見せるだけで割引が適用される。


この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE