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3.5mm/6.4mm端子モデルを用意

オヤイデ、102SSC導体やシルク介在を採用したヘッドホンリケーブル「HPC-QUAD」

2018/11/30 編集部:小澤貴信
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オヤイデ電気は、ヘッドホン用切り売りケーブル「HPC-26QUAD」に端子を装着して製品化したヘッドホン用リケーブル「HPC-QUAD」シリーズを12月7日より発売する。ラインナップと予想実売価格は以下のとおり。

HPC-QUAD 35(ヘッドホン側3.5mm端子、プレーヤー側:3.5mm端子)
1.5m:8,200円前後 3.0:13,000円前後

HPC-QUAD 35

HPC-QUAD 63(ヘッドホン側3.5mm端子、プレーヤー側:6.3mm端子)
1.5m:8,600円前後 3.0:13,400円前後

HPC-QUAD 63

オヤイデ電気直営店限定で発売されたヘッドホン用の切り売りリケーブル「HPC-26QUAD」に、ヘッドホン端子を搭載して製品化したモデルとなる。

「HPC-26QUAD」は、同社が開発した“精密導体”「102SSC」のサウンドを最大限に引き出すため、シルク介在・4芯スターカッド構造を採用。電気特性を追求したヘッドホン用ケーブルとして開発された。この切り売りケーブルの好評を受けて、今回の製品化に至ったという。

「102SSC」は、最適な温度と時間調整をもとに、通電アニール処理を行うことで、伸線の導電率 102.3% IACSを実現したという導体。絶縁材には弾性、絶縁性能の高いポリエステルエラストマーを使用し、0.13sq×4芯で構成された線間をストレスなく保護するとする。

ケーブルは4芯スターカッド構造を採用。4芯のうち2芯ずつを左右各チャンネルに結線し、導体抵抗を小さくすることで、定位や重心の再現性が向上させたとする。介在には、繊維素材の中で最も比誘電率の低いという100%ピュアシルクフィラメントを採用。線間に起きる静電誘導ノイズを吸収して、帯電を大幅に抑制するという。

結果として静電容量 208pF/m、導体抵抗 0.143Ω/mという優れたケーブルの電気特性を実現。3.0mモデルでもこの特性を保持するとのこと。

また、導体断面積がAWG#20相当のシールド層をGNDに結線。シールドには純銀メッキの第1種OFCを使用し、遮蔽率97%の高密度編組に仕上げることで外部ノイズを遮断するとする。

外装シースには透明度の高い2重のウレタンシースを被覆し、内側には柔軟性を確保するためソフトウレタンシースを被覆。しなやかな取り回しを実現した。

ヘッドホン側の端子は、首長タイプの3.5mmプラグを採用。SONY「MDR-1A」など奥まった箇所に位置するジャックにも対応するとのことだ。

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