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聴覚補助デバイスや体験プログラムで音楽を楽しむ

日本フィル、振動や光で全身に音楽を体験する「耳で聴かない音楽会」を開催

公開日 2018/02/27 15:12 編集部:成藤正宣
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日本フィルハーモニー交響楽団は、聴覚補助システムや体験型プログラムを組み込んだコンサート「耳で聴かない音楽会」を4月22日に開催する。

音を振動や光でも感じる体験型コンサート

小学生以上であれば誰でも参加が可能で、参加料は2,000円。3月1日より聴覚障害者を対象とした先行申し込みを開始し、その後4月10日から一般販売を行う。

「耳での音響の受容に加え、全身で振動を体感できる仕組みと、体験を重視した内容により、聴覚障害のある方にも音楽を楽しんでいただける」というコンサート。聴覚障害のある観客には博報堂とピクシーダストテクノロジーズが提供する聴覚補助システムを提供し、至近距離から演奏を聴く、実際に楽器を手にするといったプログラムを組み込むことで、聴覚障害の有無に関わらず、誰でも一緒に音楽を楽しむことを目的としている。

聴覚補助システムには、本コンサートのために新たに開発したという振動スピーカー内蔵の風船型デバイス「SOUND HUG」、全身に仕込まれた数十個のスピーカーから音楽を流し音響や音の振動そのものを楽しめるウェアラブルデバイス「ORCHESTRA JACKET」、富士通開発の音に反応して光や振動を生み出す「Ontenna」などが用意される。

スピーカーを全身に埋め込む「ORCHESTRA JACKET」

本コンサートには、公益財団法人 東京都歴史文化財団のアーツカウンシル東京が助成を行う他、クラウドファンディングによる支援も募集している。

【イベント詳細】
●会場:
東京国際フォーラム ホールD7
●日時:
4月22日(日)
13時会場
14時開演

演目など詳細はこちら

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