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元シャープ副社長の佐々木正氏が死去。電卓開発、半導体技術革新に尽力

公開日 2018/02/03 14:16 編集部:風間雄介
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元シャープ副社長で、現 ITAC 名誉顧問(前理事長) の佐々木 正氏が、1月31日、肺炎のため死去した。102歳だった。

佐々木 正氏

島根県出身、1915年生まれ。1938年に京都帝大工学部を卒業後、川西機械製作所(後の神戸工業、現デンソーテン)に入社。神戸工業取締役を経て、1964年に49歳で早川電気工業(現シャープ)に入社。取締役、産業機器事業部長となり、世界初のオールトランジスタ電卓「CS-10A」を発売した。

その後も、1969年に世界初のMOS-LSIを採用した手のひらサイズ電卓「QT-8D」を発売するなど、電卓や半導体の技術革新に取り組み、常務取締役、代表取締役専務を歴任。藍綬褒章、アポロ功績賞、機械振興協会賞など国内外の賞を数多く受賞した。

その後1983年にはシャープ副社長となり、1986年に同社常任顧問就任。またソフトバンクの相談役にも1989年に就任し、孫正義氏に助言したことでも知られる。

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