HOME > ニュース > <ヘッドホン祭>オンキヨー、最新ミニDAP「DP-S1A」を初披露/パイオニア、CH9T用バランスケーブル

「響け!ユーフォニアム」コラボヘッドホンも

<ヘッドホン祭>オンキヨー、最新ミニDAP「DP-S1A」を初披露/パイオニア、CH9T用バランスケーブル

公開日 2017/11/03 20:15 編集部:小澤貴信
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
本日3日から開幕したフジヤエービック主催「秋のヘッドホン祭」。オンキヨー&パイオニアのブースでは、オンキヨーブランドの小型ハイレゾDAP最新モデル、“rubato”「DP-S1A」(関連ニュース)が初披露された。

「DP-S1A」

DP-S1Aは、今年3月に発売された「DP-S1」の後継となるモデルで、11月1日に発表(関連ニュース)。基本機能はそのままに内部構造の改善などを実施して音質面をブラッシュアップ。会場では従来機との比較も含めてさっそくその音を確認できた。

本機は基盤の再設計を行い、コンデンサーを高品位な導電性高分子フィルムコンデンサーに交換。コンデンサーの数も増加させ、結果として全体の静電容量は従来機種の2倍となった。これにより電源や無線などに起因するノイズの影響を効果的に取り除けるという。

従来に引き続き3.5mmステレオミニ端子と2.5mmバランス端子を搭載

ボリュームは操作感が従来より向上

バッテリーを覆うシールドケースも新設計して厚さと強度を増している。ボリュームノブにはシャフトを押さえ込む新パーツを装着し、操作時の感触を改善。実際に旧機種と比べてみると、回したときの感触がDP-S1Aのほうたより安定感があり繊細だった。デザイン面では、従来はシボ加工が施されていた裏面パネルを、ボリュームダイヤルと同じ縞模様を彫り込んだデザインに変更している。

「DP-S1A」(右)と「DP-S1」(左)。正面はほぼデザインはかわらず

背面はデザインを変更。右が「DP-S1A」

その他の基本仕様は従来機を踏襲。ESS「ES9018C2M」を左右独立で合計2基用いたデュアルDAC設計、3.5mmステレオミニ端子と2.5mmバランス端子の2種類の出力端子を搭載した点などは同様だ。

パイオニアブランドの製品では、イヤホン「SE-CH9T」向けのリケーブルが参考出展。アンバランスケーブルは、銃声ケーブルからマイクボックスを削除、接点を減らしたオーディオ信号専用となるため、さらなる音質向上が期待できるとのこと。バランスケーブルも用意され、こちらを使えば同社製DAPとの組み合わせでSE-CH9Tをバランス駆動できる。いずれもツイストケーブル構造で、左右のアース信号線を分離しており、チャンネルセパレーションの改善が期待できる。

イヤホン「SE-CH9T」向けのリケーブルが参考出展

ブースでは他にも、すでに予約が開始されている「響け!ユーフォニアム」とコラボしたヘッドホン(ベースモデルはSE-MHR5)が、パッケージの試作品と共に出展されていた。

「響け!ユーフォニアム」とのコラボヘッドホンも

また、ハイレゾ配信サイト「e-onkyo music」関連では、11月15日から独占配信予定となっている「SQUARE ENIX JAZZ -FINAL FANTASY-」の先行試聴も実施されていた。

e-onkyoの最新音源を先行して試聴することもできた

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE