番組制作体制などを紹介

DAZNがVリーグ中継の裏側披露。見逃し配信期間短縮の理由なども説明

編集部:小野佳希
2017年10月23日
DAZN(ダ・ゾーン)は、バレーボールVリーグの開幕戦中継の裏側を披露するメディアツアーを敢行。番組制作体制の紹介や、見逃し配信期間がサービス開始当初の1ヶ月より短い7日間になった理由などを明かした。



DAZNのVリーグ中継では、1部リーグのVプレミアリーグの場合カメラ4台もしくは5台を基本にし、「シーズン終盤にはさらに増やす可能性もある」(DAZN エグゼクティブ・プロデューサー 小林信一郎氏)という。

DAZN 小林氏

メディアツアーが行われた開幕戦の東京会場(東京体育館)では、3台の固定カメラと2台のハンディカメラを配置。

この日は5台のカメラを配置

固定カメラは、コートを横から俯瞰で映すメインカメラ(上図1)、それよりも少し下の位置から選手の表情やプレーをアップで追ったりするカメラ(上図2)、コートを縦位置(選手の背後)から俯瞰で撮影するカメラの3台(上図3)。選手・監督ベンチ横とコートの背後というフロアレベルの高さに2台の移動カメラ(上図4と5)という体制で撮影を行った。

上図(1)のメインカメラ

上図(2)の位置からは選手の表情のアップなどを狙う


(1)のカメラと(2)のカメラとの位置関係はこんな感じ


(3)の位置のカメラは縦位置から俯瞰で撮影

フロアレベルには移動できるハンディカメラを配置


フロアレベルからも縦位置で撮影

ハンディカメラは選手入場やタイムアウト時のベンチの様子などを狙う

特徴的なのが、縦位置からの俯瞰カメラ。「この位置からだと、メインカメラの映像では確認しづらい、選手の横方向の動きがよく把握できる」という。

なお、実況と解説は会場ではなく東京・大門にあるDAZNのスタジオに設けられた放送ブースから行う。会場のDAZN専属フロアレポーターや制作チームのディレクターらと連携しながら、別会場で実況・解説するというスタイルを採用している。

会場外には中継車と伝送車を配置し中継作業を行う

海外スポーツなどDAZNの他のコンテンツでもこのスタイルを採用。国内スポーツでも「ケース・バイ・ケースで判断しながら採用していく。Vリーグの今季はすべてこの方式になる」という。ただし、Jリーグ中継は制作をDAZNではなくJリーグが担当するため、Jリーグ側の判断で従来通り試合会場からの実況・中継を行っているとのことだった。

会場にはDAZNの体験ブースも展開

こうして制作された試合映像は生中継を見逃しても1週間はオンデマンドで視聴可能。昨シーズンのDAZNでのVリーグ見逃し配信期間は1ヶ月だったところから短縮された格好だが、「ユーザーの視聴動向を分析してみると、次の試合が始まってしまうことも関係しているのか、1週間を過ぎると1試合をフルで視聴する人はほとんどいなくなる」という。このことから、生中継後7日間を過ぎるとハイライトのみの視聴という形式に変更した。

この「1試合フル視聴の見逃し視聴期限が7日間」というのはVリーグ以外でも「ほぼすべてのコンテンツがそうなっている」とのこと。ただし、ユーザーの利用動向を見てコンテンツごとに判断しており、Jリーグなどは現在も見逃し視聴期限が1ヶ月のままで据え置かれている。

そのほかVリーグ中継での新たな取り組みとして、新コンテンツ「マンスリーVリーグ」を今季より開始。同番組では、1ヶ月単位での試合レビューを行うほか、各チームへのロケも行い、“選手や監督の普段は見られない素顔や意外な一面をファンの皆様に楽しんでいたけるようなオリジナルコンテンツ”を配信するという。

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