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接続するヘッドホンに合わせ出力抵抗値を変更可能

オーディオテクニカ、LDAC対応のBluetoothポータブルヘッドホンアンプ「AT-PHA55BT」

2017/10/05 編集部:成藤正宣
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オーディオテクニカは、Bluetoothによるワイヤレス入力機能を備えたヘッドホンアンプ「AT-PHA55BT」を11月10日から発売する。価格はオープンだが、予想実売価格は15,000円前後。

AT-PHA55BT

やはりBluetoothを内蔵したヘッドホンアンプ「AT-PHA50BT」の後継モデル。BluetoothはVer.4.2で、コーデックはSBC、aptX、AACに加えて新たにLDACに対応した。コーデックの切替は、接続するスマホやプレーヤー側の機能に依存する。

電池残量やどのコーデックを使用しているかはLEDで確認できる

32W×79H×11Dmm、質量約28gと小型軽量ながら、16Ω時に50mW、32Ω時に25mWの出力を発揮する。なお、AT-PHA50BTに搭載されていたサウンドエフェクト機能、有機ELディスプレイは省略された。出力端子は3.5mmステレオミニ端子。

手のひらに収まってしまうサイズで非常に軽量だ

心臓部にはDAC/アンプ機能などが一体化されたESS社のSoC「ES9118」を採用。クロック制御によりワイヤレス入力された信号のジッターを抑制し、透明度の高い音質を実現するとしている。ボディは不要共振を抑えるためにアルミニウム製とした。前面に動作状況を表示するLEDインジケーターを内蔵する。LEDはコーデックに応じて色が変わる仕様。

接続するイヤホン/ヘッドホンのパフォーマンスを最大限発揮できるよう、ドライバー特性に合わせて出力インピーダンスをAタイプ/Bタイプの2種類から選択できる「出力抵抗値モード切替スイッチ」を搭載する。電源スイッチと一体化しており、OFF / B / Aの配置となっている。

抵抗値切替スイッチは電源スイッチと一体化している

Aタイプはダイナミック型、Bタイプはバランスド・アーマチュア型ドライバーを複数搭載した機種向けの設定。詳しい抵抗値については非公開だが、内部回路の切替えによってAタイプでは抵抗がかかり、Bタイプは多ドライバー機のクロスオーバーネットワークに悪影響を及ぼさないよう抵抗をかけない仕組みとなっている。

試しに筆者のシングルBAイヤホンで試聴してみたが、Bタイプでは音量が大きく取れ、Aタイプでは音量が小さくなる代わりに音が引き締まるような印象を受けた。

ボリュームボタンは楽曲操作機能を兼ねている

ボリュームは多段階デジタルボリュームで、32ステップでの調整が可能。ボリューム変更時には効果音が鳴る。長押しすると楽曲の頭出し機能となる。

連続再生時間は最大約8時間(充電時間は約3時間)、連続待ち受けは最大約100時間となる。伝送帯域は20〜40,000Hz。充電用USBケーブル、本体をはめ込んで装着できるクリップケースが付属する。

専用クリップケースにはめ込むことでポケットの縁などに固定できる

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製品スペックやデータを見る
  • ジャンルその他
  • ブランドAUDIO-TECHNICA
  • 型番AT-PHA55BT
  • 発売日2017年11月10日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格¥15,000前後)
【SPEC】●Bluetoothバージョン:4.2 ●対応コーデック:LDAC、aptX、AAC、SBC ●ヘッドホン出力:50mW+50mW(16Ω) ●連続再生時間:最大約8時間 ●伝送帯域:20〜40kHz ●外形寸法W×H×Dmm:32W×79H×11Dmm ●質量約28g